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2019年01月14日

磯村建設の分譲マンションを見てきた


【おねがい】「磯村建設」の検索結果でお越しいただいた方々へ
このブログについては近日中に閉鎖を予定しています。
情報をご活用いただけるよう新たな場所に記事を保管しておりますので、
今後必要な方はそちらにてご覧くださいますようお願いいたします。

移転先 [たまに昭和散歩]

新しいブログについては、あくまでここで公開した「磯村建設」「新栄電機」
などの情報を、必要な方に有効利用していただくための場所です。
よってブログでの交友を目的とした場所ではありません。
ここの記事の保管庫として維持しますので、原則として新しい記事の
公開などは行わない方針です。
記録について今後も閲覧の必要のある方は、移転先にお越しください。

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この記事に関しては2018年末の新規取材分です。
現在確認している磯村建設関係の残存物件はここまでとなりますので、
新たな情報を入手できなければこのシリーズは今回分でひとまず完結とします。


●磯村建設はマンション分譲販売も行っていた●

昭和50年代の懐かしいCMでは、東武東上線沿線は男衾・鉢形駅周辺の戸建住宅販売ばかり
宣伝していた磯村建設。だからほとんどの人がこの辺りの一軒家だけを扱っていた業者と
思っているはずですが…ほかにも不動産販売をしていたのです。

ひとつは、前の記事でも取り上げた、別荘地の分譲販売。
そしてもうひとつが、今回書かせていただく「分譲マンション販売」です。

低価格の土地付き一戸建ては埼玉県の辺鄙なところに限定するしかなかったのですが、
これがマンションという形態となればそのような地理的条件では成り立ちませんから、
この事業に関しては全く違うエリアで展開することになりました。東京23区内です。

鉄筋コンクリート造りの大型住宅を作る技術は、磯村建設にはなかったはずです。
いや、この会社は宅地開発・販売に特化した営業形態だったのかと思います。
つまり実際の建物を建築したのは依頼した建築業者や下請けの建設会社。
もしかすると戸建住宅を建てるような大工さんも社内にはいなかったのでは。

そんなわけで恐らく自社の作業員が造ったわけではないと思われるマンションですが、
とりあえず販売・施工が磯村建設の名目となっているマンションがいくつか見つかります。
竣工時期や名称から判断しても、磯村建設の販売物件としてほぼ間違いないはずです。

今回はそんな磯村建設が手掛けた都内のマンションを2ヵ所調べてきました。


●サンハイツ荻窪(東京都杉並区天沼3丁目)

JR荻窪駅北口から歩いて5分ちょっと。
ちょっと懐かしい感じの商店街を進んでいくと、脇道に逸れてすぐのところにこの物件があります。

築年月1973年6月(築45年)。地上4階建て、全22戸。
ちょうど磯村建設の販売が勢いに乗っていた時期に作られたマンションです。
今となっては陳腐な造りですが、当時としてはこれが高級だったのでしょう。



有名な戸建て住宅のCMと異なり、マンションについてはテレビで見た記憶がありません。
恐らくは新聞広告やチラシ、仲介業者経由などの方法で宣伝販売したのでしょう。
従ってこれらマンションに関しては映像や画像と照らし合わせることは不可能です。
ただし集合住宅形態ということで、販売会社や施工会社の名称は公開されています。
いろいろ探っていくと、磯村建設が関わった物件をあぶり出すことができます。



磯村建設が開発した住宅地や別荘地に好んで付けた愛称「サンハイツ」。
マンションにも当然反映されています。そしてこのフォント、
当時流行りの字体だったというだけではないでしょう。これだけで充分物証と言えそうです。



当時は高級なマンションだったのでしょう。でも今見れば質素な造りです。
誰でも出入りできてしまうセキュリティレベルの低さ。玄関の奥にある自転車置き場、
薄暗い廊下と公団住宅並みの各部屋のドア。昭和40年代の匂いがプンプンします。
間取りはワンルームから2Kまで、専有面積も20㎡台から40㎡台までと、いろいろカオス。
時代の変化の狭間に生まれた明らかに中途半端…いや、いいとこ取りな先進設計だったようです。



入口の上部にはテントのような庇。昔はアピールポイントだったのかもしれませんが、
今では安っぽい小道具にしか映りません。45年の時間はあまりにも長い。
当時学生さんだった世代の一部はもう年金暮らししているかもしれませんから。



壁の仕上げもレトロ。当時の丁寧は今では雑な処理にしか見えない。靴の踏み跡みたいですもの。
でもそういうところに昭和臭を感じながら暮らすのも、悪くはないのかもしれません。
外観は古臭いけど、部屋によっては新築物件並みにリフォームされています。
投資目的か、古い分譲マンションによく見られる賃貸物件化した住戸もあるようです。
新宿や東京まで乗り換えなしで行ける交通至便な立地、あえてここを選んで住む選択もありかな。
なにより「おれ、あの磯村建設の建てたマンションに住んでるんだぜ!」って自慢できます。
…いや、たぶんおっさん以上の相手でないと全然驚いてくれないと思うんですが…



「サンハイツ」という名は住宅名としてはとても使いやすいようでして、
荻窪界隈を眺めれば同名物件や類似名物件がいくつもあるようです。
把握している限りで「サンハイツ荻窪」の名称の建物はここのほかに3棟、
「荻窪サンハイツ」の名称は1棟、それぞれ存在が確認されています。
ただし、磯村建設が手掛けたものはここだけですので、お間違いなきよう。




●サンハイツビュー赤塚(東京都練馬区田柄2丁目)

例の男衾辺りの分譲住宅のCMには、クリーム色の東上線電車が出てきました。
だから「磯村建設=東武東上線」のイメージが強い方も大勢いらっしゃると思います。
池袋から小川町まで、急行で1時間20分近くかかったはず。
磯村建設の住宅を買うと、もれなく毎日往復3時間の列車旅が付いてきた。
…ところが、池袋からたったの14分で着いてしまう、そんな磯村建設の住まいも存在したのです。

東京都練馬区、国道254号。都心から伸びるこの幹線道路、通称「川越街道」と呼びまして、
この先は例の東武東上線と並行して埼玉県へと向かう道なのですが、今回の建物があるのは
この川越街道沿い。都内市街地に堂々と建てられた、かなり異色な磯村建設の分譲物件です。
じつは磯村建設の本社は東京都練馬区にあったんですよ
(ただし登記上の本社所在地、実質的な本社機能は西新宿に置かれていました)。



男衾駅から徒歩20分、畑の果てにある孤立したような住宅地。
それとは正反対のロケーションに、ドーンと建っている磯村のマンション。



1階は某「安売りの酒屋」さん、2階はオシャレな美容室。
なんのなんの、平成の終わりになってもまだまだ元気な磯村の建物が、こうして存在しているのです。



東京メトロ赤塚駅徒歩1分、東武東上線下赤塚駅徒歩2分。
都会ど真ん中の好立地、交通至便。
殆どの人は知らないだろうけど、こんな磯村建設もあった。
だから名前もちょっとハイグレード、「サンハイツビュー」ときた。
カタカナ部分の最後の辺、ちょっとフォント配置間違っちゃった感に、微かな磯村臭。



これまた磯村建設が施工会社になっていますが、この規模のコンクリート建てなど
作る技術はないはずで、現実はどこかの建設会社に丸投げで建てたものと思われます。
解りやすく言うと、現代のイオンで売られている「トップバリュ」各商品みたいなものですな。
築年月は1975年5月(理由は不明だが1974年11月~12月という情報もありはっきりしない)。
荻窪より少し新しいが、やはり45年近く経年している。7階建てで全25戸。
間取りはいくつかのタイプがあるが、全体的に単身者向けの1K~1LDKが大半の模様。
もともと分譲だが当然のように賃貸化した部屋も出ているようで、
不動産情報を見ると賃貸相場と中古販売相場の両方が見つかります。
賃料6~9万、販売価格600万~900万といったところで、すなわち10年分の賃料で買えます
(当然ですが購入の場合は手数料や修繕費、固定資産税等が発生するのでお得とは断言できません)。

古い建物ながらほどほどのリニューアルは受けており、例えばエントランスは
作り自体は古くて狭いですが、オートロックが追加設置されていて、
不審者をシャットアウトするような対策は施されています。



一応磯村物件を観察しに来たということで、御用がないわけではないんですが…
たぶんそんな理由で申し出たところで許してくれないと思いますから、
おとなしくこれより手前で眺めるにとどめておきましょう。



1975年辺りにできた建物ということで、当時の意匠が散りばめられています。
今でこそ古臭くてマイナスイメージかもしれませんが、あの頃はこれが最先端でした。
新幹線がやっと博多まで伸び、蒸気機関車の牽く列車がなくなった時。
まだフィンガー5とかザ・ピーナッツとかがテレビに出ていた頃。
家庭用ビデオデッキとしてソニーのベータマックスが販売開始になった年。
あの時代は今よりもっと希望があった。それは間違いないと思うんです。
磯村建設も発展する一方で、まさか10年後にあのような結末を迎えるなど、
誰も予想していなかったんでしょうね。



磯村建設は会社もろとも跡形もなくなってしまったけれど、その会社が販売した
マンションは今なおこうして密かに残っています。耐久性はほかに劣ることもなく、
戸建含めて欠陥住宅とか粗悪物件ではなかったということでしょう。
今も男衾駅徒歩20分の宅地には磯村建設の分譲を購入した一軒家に済み続ける人がいて、
ここには便利な物件として好んで移り住むか若者がいる。たいしたものです。



国道254号川越街道は、都内に住むマイカー所有の方々なら普通に通行する道のはずです。
こんな場所にある、隠れた磯村建設の置き土産。ここを通る時にはちょっと意識してみてください。
ピンクの看板の酒類安売り大手「カク●ス」が目印ですよ。




★お願い★
今回の磯村建設レポについては、当方の記録を参考にしていただくこと、
また記載を転記することに制限は設けませんが、直接のリンクはご遠慮ください
(外部からのアクセスが激増して、当方の活動に支障が出る可能性があるためです)。
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ブログ一覧 | 昭和探訪 | 日記
Posted at 2019/01/14 20:54:42

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