【このブログは、2009年2月に、他ホームページで私が公開した記事を引越ししたものです】
「インサイト」 デビューから6日目の2月11日(水)に
いつものごとく ┐(  ̄ー ̄)┌ テストドライブに行って来ましたのでご報告してみます。
当日の条件>>>
天候:晴れ 最高気温:14.7℃
車両:Gタイプ(HDDナビ、HID、ディーラーOPアルミホイール装着車)
エアコン設定:AUTO 23~24℃
乗車人数:2名+1匹
今回も「インターナビ」を利用して経路設定をしました。
インターナビ使用の様子は「New ODYSSEY ドライブインプレッション」をご覧ください。
今回のコースは、お供の者ども

のご要望により
↓このようになっております。

高速道路も走ってみたかったので、小野田IC~小月ICを
経路に入れ込んでいます。
まずはドライビングポジション。
このクルマは、メーターが上下に分割されている「マルチプレックスメーター」

を採用しているので、特にハンドル位置が重要なのですが、
チルト&テレスコピックステアリングを全車標準装備していますので、
どんな人でもぴったりの位置に調整できます。
シートハイトアジャスター(シート高さ調整)も標準装備です。

アジャスターを最下位にすると、最近の車の中では、かなり低いポジションが取れます。
やはり、セダンに乗りなれた方の乗換えを想定したクルマならでは、ということでしょうか?
当然(笑!)私はめいっぱい低くして乗ります。
走り出してまず感じるのは、発進加速の力強さと、その割にエンジン音が静かである事です。
Honda・IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システムは
簡単に言うと「エンジンが主動力で、そのエンジンが苦手な状況で、モーターが助けてくれる」システムです。
エンジンは“発進が苦手”で、エンジンだけで強い加速力を得ようとすると、エンジン回転を高めなければなりません。
逆にモーターは“発進が最も得意”です。

この二つの合わせ技で、発進時に最大トルク17.0㎏・mを発生。これはシビックやストリームに搭載されている1.8ℓエンジンとほぼ同じパワーです。
車両重量は、シビック1.8Gよりも50㎏軽いわけですから、クルマの動きは軽快です。
遮音についても、「とっても静か~」とは言えませんが、「フィットRS以上・シビック未満」の位置付けどおり、十分なクオリティが出ていると思います。
インサイトのIMAシステムのエンジンの排気量は、シビックハイブリッドと同じ1.3ℓです。
「排気量が小さいと中間加速や高速道路での余裕が足りないのでは?」という心配をされる方もいると思います。
今回は小野田IC~小月ICまで高速走行をテストです。
印象は、パワーとアクセルレスポンスについては、申し分ないと感じました。
ただし、「音」については、やはりシビッククラスよりは劣ると思いました。
クルーズ中は、エンジン音は非常に静かで申し分ないのですが、その分ロードノイズが気になってしまいます。
タイヤは、フィットの15インチホイール装着車と同じサイズ(175/65R15)と銘柄のものが付いています。

このタイヤは、どちらかというと低燃費性能を重視していますので、その分静粛性は多少劣ると思われます。
操縦安定性については、とても良かったと思います。
低重心と軽量であること、空気抵抗を考慮したボディ設計のお陰でしょう。
さて、はじめの目的地「瓦そば・たかせ」に到着。

余談ですが、「たかせ」は瓦そばはもちろん美味しいのですが、
我が家のオススメは「うなめし」です。

川棚に行かれたら、ぜひ食べてみてください(笑)!
お腹が満たされた後は、191号線を北上して「角島」を目指します。
ここは、海岸沿いに走る部分が多く、左右にクネクネ・高低差もあるコースです。
インサイトのステアリングは、割とシッカリとした手ごたえのあるものです。
パワーステアリングは、最近主流のEPSです。
フィットはかなり軽く、どちらかといえば据え切りなども片手でラクラクなほどですが、
インサイトは、それよりは多少重く、さらに車速が上がるとシッカリ感が増します。
感覚的には、新型オデッセイのそれに近い?気持ちの良い重さです。
サスペンションは、どちらかというとちょっと固めの印象です。
同時に、ボディの剛性感の高さが感じられ、
また、対フィットで5cmほど伸びたホイールベースとリアの車軸中心間に重たいIMAバッテリーが搭載されている為でしょう、
非常に落ち着いた走りを実感できました。
目的地「角島・大浜海水浴場」に到着です。
ここは、キャンプ場もあり、夏はBBQなどで楽しめます。
さすがにこの日は寒くて、ほとんど人影無し。
ということで、お供の者どもを放牧!
国道191号線をもうちょっと北上して「千畳敷」まで。
千畳敷に行ったことがある方はご存知でしょうが、
最後にかなり急な上り坂があります。

クルマには酷ですが、ここで全開加速をしてみると・・・
おぉ、なかなかの登坂力。しかし、かなりエンジンが唸ってます(>_☆;)
まあ、そうはいっても2ℓ以下のエンジンなら、コレくらいの音はするので、音の大きさは気になりませんが、
「音質」がフィットと同じ(^^) 1.3ℓなのであたりまえですけど。
ちなみに今回のワンコ搭載方法は、この様になってます↓

はじめは、いつも通りトランクに(↓こんな感じで)載せようと思ったのですが

インサイトは天井が低いので、ルーフギリギリになってしまったのと、
乗り降りさせるのに、リアドアからでもテールゲートからでも抱えてやらないとダメだった為、こうなりました。
これなら後方視界も問題なしです。
後は、長門に出て、真っ直ぐ南下して店まで帰ります。
相方が珍しく「運転してみたい」というので、ドライバーチェンジ。
私:どお?
相方:まあまあ力あるね。シートの高さも、ハンドルも、きちんと合わせられるのが良いね。
私:ハンドルの感じは?
相方:フラフラしな~い
(なんとも曖昧な・・・。確かに↑この方、ハンドルをシッカリ握る癖があって、フィットとかだと
無意識に小刻みにステアリングを切るのですが、インサイトはそれが少なかったように思います)
私:ブレーキの感じは?違和感無い?
相方:フツーやね。
インサイトの凄いところは、とにかく「フツー」である事。
ハイブリッドカーの難点の一つに、ブレーキング時のギクシャク感があります。
これは「回生ブレーキ」の介入の為です。
普通のクルマは、減速するときはそのエネルギーを熱として捨ててしまいます。
ハイブリッドカーは、クルマを減速させるエネルギーを電気エネルギーとして充電して、それを加速時にモーターから回転力として放出しています。
充電するには発電機(HondaIMAの場合はモーター=発電機)を回さなければなりませんし、その時クルマは減速します。この時のブレーキを「回生ブレーキ」と言います。
つまり、ハイブリッドカーでは「普通のブレーキ」+「回生ブレーキ」=「ドライバーが欲しがっている減速力」となるようにバランスさせなければなりません。
その為、どうしてもギクシャク感が出ていたのですが、インサイトはそれを殆ど感じないのです!
店に到着。
今回は、全工程でエアコンAUTOで「ECON」モードOFFで走行してきました。
また、途中で急加速等のテストをしていますので、燃費はあくまでご参考という事で・・・。
いつもの如く、長いインプレッションでした。。。