2010年10月31日
うなぎ大作戦
両親の実家が九州佐賀ですので本籍は佐賀となっております。
血統は一様九州男児と言うことであります。
中学時代は佐賀で過ごしたのですが、
近くに筑後川が流れていて夏の夜釣りを良くしました。
もちろんお目当ては「うなぎ」「イール」であります。
投げ釣りも良くしましたが、仕掛けをしておいて翌朝に見に行くのも好きでした。
投げ釣りのときは昼から作戦が始まります。
まず餌の確保でありますが、その日によってうなぎが好む餌が異なるのです。
いつも用意したのが ミミズ・ザリガニ・ゴカイ、仕掛け張りには どぜう も使いましたね。
それぞれもちろん自家調達します。
○ミミズ
隣町が家具の町「大川市」で自転車で佐賀から橋を渡ってちょいと福岡までのサイクリング。
此処には製材所がたくさん有っておが屑などが積んであるところがあり、ここがミミズの絶好の
捕獲場所です。あまり大きすぎると(小指の太さ)気持ち悪いので精々鉛筆程度に自粛(笑。
○ザリガニ
近所の保育所横のクリークにたくさん居ます。家から煮干を掴み取ってタコ糸と竹の枝を持って急行
ザリガニの餌の煮干を自分で食べながらのザリガニ釣りです。時折園児らに「兄ちゃん なんしよっ と?」と注目を浴びるのがちょっと恥ずかしい気も。。。
○ゴカイ
筑後川は干満の差が大きいので汽水に近いような感じがあります。潮が引いて潟が出現しますが、 この潟のなかにゴカイが居ます。干潮の時間とにらめっこしながらの捕獲ですが、時間切れでこれは 釣具屋にお世話になる事も多々ありました。
さあこれで餌がそろったぞ!
仕掛けは単純な投げ釣りの仕掛けですが、釣り糸は4号ぐらいだったかな?針はうなぎ針といって独特の形状をしたやや大きめの針です。竿を3本程もって作戦決行に備えます。日が暮れて薄暗くなってくる頃からうなぎ大作戦の開始です。昼間に捕獲した餌たちを持ち自転車で出かけます。投げ釣りのさお先につける鈴の音をチリチリと響かせポイントを目指してひたすら向かいます。うなぎは夜行性なので夜釣りがメインとなりますが、細長い身体を隠せるような石垣護岸等があるところに良くいるのでそのような場所を探します。
いい感じ!と思うところに自転車をとめて釣りざをを取り出してまずは3種類の餌をそれぞれつけて投げ込みひたすら待ちます。その日によってうなぎか好む餌が違うようで良く食いつく餌に後で統一しますが、このどれが食いつくか待つ瞬間はなんともいえませんね。
チリチリチリ!と鈴がなり竿先が引き込まれます。すかさず竿を取り巻き上げますが、うなぎって物凄い引きなのです。コレは大物か?と思い期待して巻いていると20センチぐらいの細長い子うなぎと言うことも多々あります。コレが40センチ級になると引きは凄いのですが、水面近くになってくるともしかしてこれ蛇?と言うふうに感じる事もあります。取り込んだら素早く針を外す事が大切で細長いうなぎがくねくねして糸に絡みつくと非常に厄介です。場合によっては糸を切ったほうがいい事もあります。
一晩に3~4匹釣ったらやめにしていおきます。というのもあんまり沢山もって帰っても料理して食べるのが大変なので。。。バケツに入れて泥はきさせるときはしっかり蓋をしておかないと大変なことになり、母親に起こされます。あの細長い身体を硬直させ棒のようにしてバケツから彼らは脱走を試み洗濯機の下やいろんなところに脱走します。やつらは非常に生命力が強くなかなか死にませんので突如洗濯機の下からネロネロと出てきてご挨拶をするので注意が必要なのです。
もちろん捕まえたら食べなければいけません。まな板にうなぎを載せ首根っこに錐で一撃、背開き・腹開きはその時の気分によって(笑。これってどっちが関東でしたっけ。。。その後炭火で白焼を作ってからタレを塗り塗り焼きます。自分で作るタレは今ひとつ美味しくないのでスーパーのたれを取っておいて塗ったりもしてました。。
天然のうなぎは住んでいる所もあるのでしょうが、正直微妙。。。と言いますのも泥臭く、あまり大きくなると皮が厚く身が筋肉質でふっわwwとかとっろwwなんて感じではなく逞しい食感なのであります。でもね自分で捕まえたのはやっぱり食べないと!
コレが縄文系人間の私の掟なのであります。
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Posted at
2010/10/31 12:11:48
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