iPhone持って旅に出よう【GPSロガー編】 GPSログを活用して旅を振り返ろう♪

皆さんもドライブでは、ナビゲーションシステムやレーダーなどで現在位置を得るのにGPSを活用してますよね。携帯電話やスマートフォンにも内蔵されています。最近ではデジカメにも内蔵されているものが出てきています。スマホやデジカメの写真にはExifにGPSが埋め込まれて、これを読めば地図上にどこで撮ったものかわかるようになってきています。
GPSのデータは緯度・経度そして高度だけじゃなく、連続してそのデータを取れば、速度や進行方向、上っているのか下っているのかもわかります。このGPSのログデータを活用しましょうというのが今日のブログです。
最初に下のURLを見て下さい。
http://www.threetroy.com/TRG/amakusa.html

これは先日3月21日の天草を走ったドライブのGPSログを地図とグラフにマッピングしたものです。先日のブログで紹介した天草上島中央広域農道のバルーンをクリックすればそこで撮った写真にリンクされています。グラフを見てもらうと、様々な展望所に上っていることがわかります。走行距離50Km付近は牛深の遠見山、100Kmで竜洞山、150Kmは天草最高峰の倉岳山頂です、その後も170Kmは龍ヶ岳、200Kmの老岳のあとは天草上島中央広域農道を走っているため200～300mの高度を走っています。最後は240Km付近で高舞登山で夕陽を見ていました。
GPSログさえ取っていれば、このようなドライブのルートと撮った写真を交えた記録がカンタンに作ることができます。

GPSロガーはガーミンのような数万円以上する高価な専門のものから、1万以下で買えるHOLUXやigot-Uのようなものもあります。igot-Uなどは添付のソフトも充実しています。他にはSONYも出しているんですが、SONYのものはログの出力形式が独自形式で汎用性がありません。
最近ではiPhoneやAndroidにはアプリでGPSロガーが出ていてこれを上手く活用すれば高価な専用機を買う必要はありませんし、オンラインでマップとの連携なども出来るのでかえって使い勝手も良いです。

iPhone用でボクが使っているのは、GPS-Trk です。
<- クリックすればダウンロードサイトに飛びます。
このアプリ850円とかなり高価なんですが、他のアプリと比べて安定動作、低消費電力が特徴です。iPhoneではGPSロガー機能以外に、同時に電話やメール、twitter、カメラ、ブラウザなどを使います。その環境でも問題なく動いてくれるのがこのGPS-Trkなんです。

-> 開発者のサイト 使い方もココを見て下さい
-> CarWatchのレビュー記事へのリンク
下の画像が動作中の画面になります。
かなりユーザインタフェースはシンプルなもので、iPhoneのアプリらしくはありませんが、安定して動いてくれるのがなにより心強いアプリです。

地図とともに表示することも可能です。
これは、3月19日の大分県南部を巡ったドライブのログです。正確に朝出発した臼杵から佐伯までのルートを完璧にトレースしています。右の陣が峰へのルートもGoogleMap上には道がないのですが、どのようなルートで上っていったのかを知ることができます。

さて、このGPSログデータですが、標準といえるものはGPXと言うファイル形式です。他にもGoogleEarthやMapで使うKML,KMZなどの形式でも書き出すことが出来ます。PCへの書き出しもメールや無線LANで簡単に書き出し可能です。

そしてPCにGPSログデータを書き出したら、次にデジカメ写真とGPSログのひもづけです。これには【轍 Wadachi】というフリーソフトを使います。デジカメ写真とGPSログがあれば、デジカメの撮影時刻からGPSログの撮影場所を自動的に抽出してポイントとして登録できます。さらにこの轍は画像の縮小まで一括して行うことができるので写真入りのマップが非常に簡単に作成できます。
それで作ったのが冒頭の天草海望の旅です。

ではAndroidでいいソフトは何でしょうか？使い込んでないのであまり太鼓判は押せませんが、GoogleのアプリであるMyTracksが非常に良いアプリだと感じています。
<- MyTracksへのGooglePlayのリンク
機能的にはGPS-Trkを上回っています。安定動作するかどうかがポイントですが、これは使っているAndroidの機種にもよるので試してもらうしかありません。
このアプリで最も優れているのが、GoogleMapとの自動連携でしょう。ログデータを自分のGoogleアカウントとひもづければ、自動でGoogleMapにマイマップとして保存してくれます。またGPXファイルを書き出して、轍を使ってデジカメ写真とのひもづけも同様に出来ます。

また、JPG画像ファイルにGPSデータだけをひもづけするのに特化した便利なソフトウェアがあります。
Jpeg GPX MergerというGPX形式のGPS情報をJPEGファイルへ記録するツールです。このソフトでJPGファイル自体にGPSデータが埋め込めるので、様々なソフトで位置情報を利用することが出来るようになります。オススメです。（Java Runtime Environment Version.5 必須です）

うーん、ちょっと複雑すぎたかなぁ(^-^;
デジカメの時刻設定は正確じゃないとダメっすよ(^-^)ゝ