Orange Piを使って何をしたかったのか。
タイトルの通り、クラウドへのバックアップ用のサーバとして利用します。
現時点でクラウドストレージはアマゾン一択ですね。Amazon Cloud Drive(AWS S3)は、年間$60で利用できます。
我が家では、これまでもPC→TeraStation→LinkStationと2次バックアップまで取得していますが、クラウドにDR(災害対策)することで、自然災害や火災によるデータの消失を防ぎます。
実際そこまで大切なデータはほとんどありませんが、過去の数度経験したHDDクラッシュがトラウマになっています・・・笑
赤矢印のルートが今回構築するバックアップ。
まずはLink/TeraStationのcifsマウント用に、cifs-utilsをインストールします。
# apt-get install cifs-utils
続いて、Amazon Cloud Drive(以降ACD)をAPI経由で操作するために必要なacdcliをインストールします。
# apt-get install python3-setuptools python3-appdirs python3-dateutil python3-requests python3-sqlalchemy
# easy_install3 -U pip
# pip3 install --upgrade git+https://github.com/yadayada/acd_cli.git
acdcliの初期設定前に、下記のページで認証ファイル(oauth_data)をダウンロードして、/username/.cache/acd_cli/ に置きます。
ここでボケーッとしていると、JP Amazonに接続されてしまうので注意。
https://tensile-runway-92512.appspot.com/
acdcliの初期セットアップは以下のコマンドを実行。
# acdcli -v init
これで準備は完了。実際にTeraStationとACDをマウントしてみます。TeraStationは日本語が文字化けするので、オプションでcharsetを指定します。
# acdcli mount -ao /mnt/Amazon/
# mount mount -t cifs //TeraStationのIP/マウント先/ /mnt/TeraStation -o iocharset=utf8,password=""
同期はrsyncなどお好きな方法で。
# rsync -rv /mnt/TeraStation/ /mnt/Amazon/
# rsync -auv /mnt/TeraStation/ /mnt/Amazon/
rsyncでコピー中の負荷状況はこんな感じで、ロードアベレージは2前後です。
(1)稼働状況
2014 年度の「京」の稼働状況は非常に安定しており、障害等による停止時間は7.4 日であった。発生した障害についてはほとんどがファイルシステムに関する障害であり、ファイルシステム以外の運用ソフトウェアについては安定的に稼働した。
出典:スーパーコンピュータ「京」年報 2014-15 (PDF)
仮に年に11ヶ月間(1月以上メンテがあるの!?)24時間稼働とすると、総稼動時間は24時間×335日=8,040時間。7.4日停止を178時間とすると、実稼働時間は7,862時間。
ざっと計算した稼動率は、7,862 / 8,040 = 0.978
非常に安定・・・?富士通さんがんばって。
実は昔スパコンの開発に従事しておりました笑
前置きが長くなりました。今回手に入れたのは、サーバはサーバでも小学生のお小遣い($10)で買えるこちら。
Raspberry Piのパクリ、Orange Piなるシングルボードコンピュータ。
主なスペックは、Quad-coreの1.2GHz ARM CPU、DDR3 512MBメモリ、フルHDMI、USB、100MbpsEth搭載。
見た目はアレですが、microSDにLinuxを入れれば、立派なサーバになります。
専用ケースには中華風のオシャレなオレンジが描かれています笑
OSは、androidやUbuntu、Debianなどを利用可能。今回はDebianのARM版ディストリビューションArmbianを入れてみました。
boot用microSDは、SDFormatterでフォーマットしてから、rufusを使ってArmbianイメージ(Armbian_5.20_Orangepione_Debian_jessie_3.4.112.img)を書き込みます。
デフォルトでSSHが有効になっているので、サーバ用途であればモニタもKBも必要ありません。root/1234でログインできます。
パスワードを変更して、apt-get update、apt-get upgrade、apt-get autoremoveを実行すれば準備は完了。
lscpu
Architecture: armv7l
Byte Order: Little Endian
CPU(s): 4
On-line CPU(s) list: 0-3
Thread(s) per core: 1
Core(s) per socket: 4
Socket(s): 1
CPU max MHz: 1200.0000
CPU min MHz: 480.0000
cat /proc/meminfo
MemTotal: 506164 kB
MemFree: 393912 kB
アイドル時の消費電力は 0.18A(=1W) ほど。電気代にするとひと月20円以下です。
もう$10分は遊んだ気がします笑
(つづく)
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