
御無沙汰しています(^-^;)
先日9月7日~9月11日にかけて、静岡県袋井市と掛川市にまたがる、小笠山総合運動公園(通称エコパ)にて、
社団法人自動車技術会主催の「全日本学生フォーミュラ大会」に参加してきました!!
この大会は、各大学の学生がそれぞれ1つの仮想企業として、フォーミュラスタイルの車両の設計・製作・販売・アフターサービスまでを行う、「
ものづくりの総合力を競う」大会として、日本だけでなく世界をリードする大企業のサポートのもと、始まりました。
審査は大きく分けて2つです。
【静的イベント】
こちらのイベントをさらに分別して、「
コスト審査」・「
デザイン審査」・「
プレゼンテーション審査」の3つがあります。
コスト審査では、「いかに車両を安く作ることができるか」を競うコストレポート、そして実際に大会の会場では、そのレポートと車両の整合性も同時に審査されます。
安く作るだけでなく、実際にその通りに作ることができるか、ということですね。
デザイン審査では、車両の設計に関して審査されます。
ドライバビリティの向上・リニアなレスポンスを実現するエンジンや操作系・実際のコースにおいて、1,5Gでの旋回時やスラロームで破綻せずにドライバーの意図した動きを実現するフットワーク…各チームの車両の最終目標に向かって、どのようなアプローチをした結果そうなり、またその結果を考察してさらにアップデートを行い…と言ったことについて事前に審査があり、それについて質疑応答があり、審査員との議論があり、車両の設計が審査されます。
プレゼンテーション審査では、自分たちはどこにターゲットを絞り、日産4台で年間1000台を生産し、確実に利益を上げながら「売れる」車を作ることを証明するためのプレゼンテーションを審査されます。
この審査では、ただ車を販売するだけでなく、カスタマーへのアフターサービスや経済性・楽しみ方と言ったことも盛り込んで話すことになります。
【動的イベント】
動的イベントには4つの競技があります。
0-75mの加速性能を競う「
アクセラレーション」、定常円旋回のタイムを競う「
スキッドパット」、スタートとゴールがある1週の複合コースのタイムを競う「
オートクロス」、周回路にした複合コースのタイムと耐久性と燃費を競う「
エンデュランス」です。
僕たちのチームでは、今シーズンは静的審査にも力を入れてきました。
全ては1ケタ順位を常に取り続けるためです。
静的審査は全て順調に消化し、車両自体の車検も無事に通過し、台風の影響こそあったものの動的審査もオートクロスまでは全て順調にこなしていました。
しかし快晴の天気で迎えたエンデュランスで最悪の事態が。
このエンデュランスは2ドライバーで走ります。僕はファーストドライバーなので、最初に10周の規定周回数を走りました。
セカンドドライバーの後輩と交代し、後輩がスタートラインに付いたところ…コース上で先に走っている他チームのマシンにトラブルが発生したため一時的にエンジンを止めさせられました(なぜなら燃費に影響してしまうためです)。
その後、再びスタートをしようとした矢先…セルは回るのに点火しない。
どれだけセルを回しても一向に点火しません。
心の中で「かかれ!かかれ!」と思っていたのが口から出て…信じられない事態を飲み込めないままバッテリーがあがり…リタイアとなりました。
悔しくて悔しくて…何度も泣きました。
総合成績は
28位…過去最悪の順位をとってしまいました。
ですが…落ちてる自分に嫌気がさして、今ではやる気満々です。
この大会で、ドライバーとしての仕事は一区切りかなと思っていたんですが…このままじゃ終われません。来シーズン、チーム代表をしながらドライバーもやります。
そう決意新たに今はやる気に満ち溢れています。
来年の大会では、さらに大きく成長したチームで全競技を完走し、必ず1ケタ順位を取って見せます。
それまでみなさん…もうしばらく、この学生フォーミュラネタにお付き合いいただけますと幸いです。
あ!そうそう!!
写真もありますので、そちらもご覧ください!僕らのマシン…メチャかっこいいですよ(^-^)b
それでは!!
Posted at 2010/09/12 11:40:11 | |
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