昨夏も4番、成長見せた先制2ラン おかやま山陽・井元
3/28(水) 15:36配信
(28日、選抜高校野球 乙訓7―2おかやま山陽)
おかやま山陽の4番・井元は一回2死三塁、先制の左越え本塁打を放ち、出だしは好調だった。
昨夏も4番だったが好機に打てず、無安打で初戦敗退。そこら体重を約6キロ増やし、長打力を磨いてきた。「去年と同じ思いはしたくない。打って、成長したところを見せたい」。高めの変化球を振り抜き、スタンドまで運んでみせた。
しかし、守備では四、七回に失策を喫し、試合は逆転負け。「エラーをしてしまい仲間に申し訳ない。守備が力不足だった。必ず克服して夏に戻ってきます」とリベンジを誓った。
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おかやま山陽の先発有本は苦しい投球に終始した。初出場だった昨夏の甲子園はベンチ入りしたが、出番なし。初登板に「絶対抑えようと思ったら力んで、全部の球の制球が甘くなった」。修正できないまま、六回に5安打を浴びて4失点し、降板。春夏通じての初勝利に導けず、「情けない投球で悔しい」とうつむいた。
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●堤監督(おかやま山陽) 「投手力が足りない。(4失点した)六回に必ず試合が動くと気をつけていたが、すぱっと代えられる2番手投手がいなかった」
朝日新聞社
序盤、おかやま山陽が記事にある井元の2ランで先手を握る。
乙訓の先発の富山は、ボールがばらついて毎回のようにランナーを背負う苦しいピッチング。だが、山陽はあと一押しが出来ない。
おかやま山陽の先発は有本投手。立ち上がりからボールが上ずるも、何とか球威で押し込んで要所を凌ぐも3回に1点、5回には同点に追い付かれた。
そして、写真にある6回、球数が100球を超えると、目に見えてボールの勢いが落ちた。乙訓打線は、ここぞとばかりに畳み掛けて4得点ー完全に勝負が決まった瞬間だった(-_-;)。
乙訓は継投策がハマった。私の最大の誤算は、川畑投手のボールの切れだった。
最速144㎞のスピード以上の切れと伸びー冬場にスライダー、チェンジアップ系の低めの変化球の対応に取り組んできた山陽打線からしたら、あのボールの伸びにはお手上げだったと思う。今日の試合、川畑投手の投球の9割方はストレートだった。スライダー、チェンジアップを低めに集める実戦派タイプの右腕のイメージは完全に崩された。
初得点はしたけれど、勝利が遠い甲子園。これが、甲子園なんだと痛感させられた試合でした。
Posted at 2018/03/28 16:22:14 | |
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