『空色パンデミック』 紹介

連投っすwwww

今日は大須で「空色パンデミック」の2、3巻とねんどいろぷらすの梓を買ってきました。
とても面白いので、ちょっと紹介させてください。


～ストーリー～
高校受験へ向かう為、冷たい風の吹くホームで電車を待つ主人公「仲西 景」。
そこに彼女は、突然現れた。
本当に何の前触れも無く、彼女は叫んだ。

「見つけた…！ ピエロ・ザ・リッパー！ ジャスティスの仇はここで取らせてもらうわ！」

その彼女、穂高 結衣は空想病だったのだ。

一旦は立ち去った結衣だったが、景の面接会場まで現れて迷惑を掛けてしまう。
その「お詫び」と称して食事に誘ったり、お土産を買ってきたり…

結衣の意図が分からず戸惑う景だったが、いつしか彼女に惹かれ始めている自分に気付く。


彼女の事を少しずつ理解しつつある日、景は思ってもみない決断を迫られる事になる。

---世界を守るか、君を守るか---

果たして景はどう決断するのか…。


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～「空想病」の説明～
まず、これは架空の病です。
先天的な脳疾患で、「発作」が起こると空想の世界、例えば夢見るアニメやゲームの世界にトリップします。

具体的には数学の参考書が古くから伝わる聖典に、プラスチックのバットは光を放つ剣に見えるように。
「発作」の最中は患者自身にとってはそれが現実で、治まると元の世界に戻りますが、トリップ中の記憶はバッチリ残っているという、とてつもなく恥ずかしい病です。

10年前に「発作」が世界中に「感染」し、空想によって第三次世界大戦前夜まで事態が悪化して以来、各国政府によって患者達は手厚く保護されると同時に厳しい管理下に置かれています。


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非空想病患者としての景の視点というか、心境の変化が絶妙で、うまい事著者の思惑通りにされたな。って感じです。
それと、作中作の学園祭の舞台ですっごい感動しました。
展開はベタなんですけど、作中の環境を思うとやっぱり切なくて…。


ほんと、景と一緒になって悩んだ気分です。

「世界を守るか、君を守るか。」

あなたならどうしますか？
世界を守り、一人で孤独に生きていくか。
君を守り、二人で滅びる世界を眺めるか。