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イイね!
2018年08月02日

デザイナーの力量

デザイナーの力量











日本仕様のセニックRX4には、本国ではオプションのスペアタイヤのカバーが標準で装着されています。

カバー無しの状態では少しワイルドな雰囲気を醸し出していますが、カバーが付いた途端ソフィスティケートされた感じになります。






秀逸なのが、タイヤをフルカバーせずに下端を切り欠いているところ。

これによって随分と軽快なルックスになります。








カバーは、リヤゲートの内側から大きめのプラナットによって固定されています。

ボルトの固定とカバーの回り止めはこんな感じに成形されています。









黒の樹脂で成形されたパーツが、8本のネジでカバー内側に固定されているわけですが・・・






あっ!

このボルトの位置、タイヤカバー外側のディンプルと対応している事にいまさらながら気が付きました。(^Д^)






外側から見るとこんな感じですが・・・



円周上に配された8つのディンプルが、写真では辛うじてわかると思います。






これは上手い事を考えつきましたね。

ディンプルは単なる見かけ上の処理では無かったわけです。

ディンプルによって大きな面積を間延びしないように見せる効果はありますが・・・






樹脂成形に詳しい方や、プラモデルを作り慣れている方ならすぐにピンと来ると思いますが、樹脂の厚みは極力均一にしないと厚く成形されている部分にヒケが発生してしまいます。(えくぼ状に凹んだり、リブなどの形状に歪んで表から見えてしまいます)

予めヒケが発生する部分にディンプルを設ける事によって、ヒケを目立たなくすると共に意匠としても視覚的な効果を狙っています。

これぞまさにデザインの本質に触れる部分です。






部品交換しか出来ない“チェンジニア”に成り下がってしまったエンジニア。

物作りの本質を知らないで、“スタイリング”に明け暮れるデザイナー。

造形能力に欠け、自ら問題解決する方法を見いだす事無く、メールで指示しか出せない“テハイナー”がはびこる昨今、久々にデザイナーの力量を感じさせるデザインを見る事が出来ました。

構造や製造上ネガになりやすい部分を、逆にチャンスとして積極的に意匠として展開出来るデザイナーの力量と、パトリック・ルケマンの審美眼に脱帽&拍手を送ります。




ブログ一覧 | セニックRX4二号機のページ | 日記
Posted at 2018/08/02 14:34:26

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この記事へのコメント

2018/08/02 21:48:16
こんばんは
ネガを積極的にデザインできるのはラテンの真骨頂ですよね。
これに気がつくカントクさん、ラテン系かも?(笑)
コメントへの返答
2018/08/02 23:23:07
こんばんは。

私の職業は・・・以下自粛
2018/08/03 23:09:40
最近の車は「スペアーレス」が普通ですが

個人的にはやはり、搭載しているほうが、安心です…

最近の人はロードサービス頼りなんだろうけど

このデザインだと、カバーをはずさずに、空気圧など状態がすぐ確認でき

さらに、汚れと劣化しにくいのが良いですね!

失礼いたしました

コメントへの返答
2018/08/04 01:36:56
“スペアタイヤレス”・・・・

ロードサービスを受けられるような場所に、たどり着く事が至難だと思うのですが・・・

某メーカーのオフロード車のように、タイヤカバーがいつの間にかズレて回ってしまっているのがとても嫌いです。

セニックRX4のタイヤカバーは、機能的には優れていると思います。(ただし、構造上の問題でスペアタイヤの荷重がリヤゲートに負荷を翔ので、リヤゲートにクラックが入ります)
2018/08/04 07:03:29
おはようございます😃

ルケマンさんは偉大ですね〜
彼の息がかかったクルマはどれも大好きです😍
コメントへの返答
2018/08/04 19:20:13
フランス車独特のデザインが許された、最後の時代のチーフデザイナーですね。

初代トゥインゴのライト周りの表情とか、アバンタイムのヒップラインとか、魅力的な新しいトレンドを作り出しています。

どこぞのデザインスタジオを引っかき回してしまった、政治力に長けた某デザイナーとは、造形能力が格段に違いますね。
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何シテル?   04/16 22:17
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