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昨日とは打って変わって今日は絶好の塗装日より。

勇んで塗装をはじめるも、調色に失敗してちょっと暗めのメーターフードに仕上がってしまいました。

テストピース無しの調色は、混合時点と乾燥後の彩度変化を読み違えると、仕上がりの印象が違ってしまうので難しいですね。

近々シフトブーツ周り、エアコンの操作パネル、メーターフードの３点セットで塗装し直すことにしましょう。(;。;)





で、今日は、昨日とは異なるミスター“エックス”のお話ですが、交通関係とは深〜いつながりが有りながらも直接は関係ないので、興味の無い方は読み飛ばしちゃって下さい。





私は全くアルコール類を嗜みません（宗教上の理由ではありませんよ）が、知人の経営する居酒屋には時々足を運びます。

アルコール無しのもっぱら“食いべえ”なのですが、酒の肴類はわりと好物なので、何時も賄い飯的にお任せで食事を提供してもらいます。

客単価の高めな店なので、若い年齢層の客は少なめですが、地方回りの営業やバーのママさんなど色んな業種の人がお酒を楽しんでいます。





そんな中、ガタイが良く眼光の鋭い不思議なお客さんが二人、小上がりに陣取りました。

生ビールと適当な肴を二、三注文して、乾杯をするでも無くゆっくりと飲み始めましたが、二人とも時折小声でぼそぼそと話をするだけでちっとも楽しそうではありません。

おかわりをするでも無く、会話が弾んでいる様子でも無く、広間に陣取る会社の同僚と見られる男女のグループをチラッとのぞき見したり、カウンターの客とマスターの会話に耳を欹てている様子がうかがえます。




しばらくして、「今日は収穫無し」とでも言いたげに二人で目配せをして席を立ち、しっかりと領収証を受け取って帰って行きました。





さて、この二人、ミスター“エックス”なわけなんですが、どんな業界のミスター“エックス”だと思いますか？

ガタイの良さと眼光の鋭さからして、その筋のお方が飲みに来ている若いお兄ちゃんをリクルートしにやって来た？

そうしたところが若いお兄ちゃんが居なくて、「収穫無し」と、諦めて帰っていった？





いえいえ、そうではありません。

この方達、その筋はその筋でも、旭日章のバッジを付けた白黒自動車（覆面を被ったのやただのセダンも有り）にお乗りの方達のようです。





未成年の補導？

いえいえ、それでもありません。




“見ヶ〆料”を徴収に来た恐いお兄さん達をその場で取り押さえるべく張り込んでいた？

いえいえ、そんな理由でもありません。





酔客の会話の中から、「違法営業している店舗の話が出てこないだろうか」とか、「地下化した風俗営業の話題が無いだろうか」とか摘発のための何らかの糸口を探りに来た、風俗取り締まりの刑事さん達なんです。





我が長野県、公には性風俗営業が認められていません。（公営ギャンブルも）

なので、性産業の地下化が必然的に進んでいます。（そのためにHIV感染者が全国平均よりもかなり増加しています）

地下化が進んだ結果として、芸能ビザで来日して期限切れとなった外国人の不法就労の受け皿になったり、その筋の資金源となったりと、色々と問題が深刻化して行きます。





二人組が帰った後で、マスターと「・・・だよね」と確認しあったことは言うまでもありません。

居酒屋にも、飲食を楽しみに来たお客さん以外に、決して酔ってはいけないミスター“エックス”も紛れていることを皆さん頭の何処かに記憶しておかれるとよろしいかと・・・





実際にあった話ですが、酒宴でお酒を飲んだ人の顔を覚えておいて、駐車場の出口で片っ端から飲酒運転で取り締まったと言う例があります。

これには後日談が有り、翌朝駐在所に“下肥”がたっぷりと撒かれていたという、田舎ならではのオチが話題になりました。




と、言うことで“ミスターエックス”（その２）でした。