
きょうは、会社の年休を利用して、今話題のハイブリットカー
「CR-Z」
の試乗に行ってきました。
ホンダのハイブリットカーと言えば、先に出た「インサイト」がありますが、あれとなにがちがうの〜?と、店員さんに聞いてみたところ、このCR−Z、ハイブリットカーというカテゴリにありながら、インサイトとはコンセプトが違うようでして。
インサイトの場合は、モーターがエンジンの負担を減らして燃費を稼ぐ、一般的に認識されているハイブリットカーですが、
CR-Zの場合、1.5Lのエンジンで1.8Lや2.0L級の走りを目指すためにモーターを付けた、スポーツカーなのだそうです。
つまり、今まで、ターボやスーチャーでエンジンの出力を上げていたのを、時代の流れに合わせ、モーターでやってしまおうというのが、この車なのでしょう。
で、気になるスペックなのですが、詳しい方はご存知だと思いますが、
まず、エンジン単体の出力が
シングルカム1.5Lで114PS もうこの時点でヴィッツRSを超えちゃってます。
さらにモーターで14PS
店員さんに聞いたところ、最高出力は、この二つを合計した数値と考えていいそうで、そうなると、合計で128PS出ていることになります。
そして、車重は1130kg。
数字だけ見ると、このサイズにしてはちょっと重いかな〜と思えますが、この中にモーターと、あのクソ重いニッケル水素電池を含んでいることを考えると、かなり軽いのではないかと思います。
(余談ですが、ハイブリットのバッテリーの重さは、仕事でよく知っていまして。自分がよく目にしているバッテリーは大人4人でようやく持ち上がるくらいの重さです。)
まあ、能書きはこれくらいで、肝心の試乗の話に戻しまして、
実際走ってどうだったかというと、
これはアリ!!だと思いました。
自分が試乗したのは残念ながらCVTモデルでしたが、スイッチ一つでパドルシフトのMTもどきになるので、それで2〜3速あたりで加速等試してみました。
こいつなかなか気持ちのいい加速をしてくれます。
ていうか、自分のS/Cヴィッツより速い気がする・・・。 ・・・マジで。
こいつ、MTだとホント速そうです。
そして、今時の車には珍しく、結構エンジン音がうるさい。
でも、良い意味でうるさいです。
ちゃんとエンジンが
「私が車を加速させてるんですよ〜!」って言ってる感じで。
ハイブリットって言うから、もっとモーターだけで静かに走るもんだと思ってたら、この車はモーターだけで走ることは無いそうです。もう完全に、過給器の代わりに付いているモーターってことなのでしょう。
足回りも結構しっかりしていました。
試乗は町乗りだけでしたが、少し固めのサスがしっかりと支えている感じで、ぜひワインディングで試してみたい足でした。
もうちょっとスポーツしたい人にはモデューロから減衰調節式のサスキットなんかも出るみたいなので、それでサーキットってのも十分考えられると思います。
ただ、このCR−Z。よくも悪くも、スポーツカーでして。
はっきり言って、ご家族をおもちの方は、奥さんもしくは旦那さんに反対されるでしょう。
なにせ、狭い。後席に乗れない。身長167cmの自分は全く乗れませんでした。
ディーラーの方も、
「4名乗車で登録するためだけに付いてるシートです。乗車は・・無理ですねっ☆」
と言っていました。
パンフにも注意書きで、「リアシートの余裕が無いため、無理な場合は乗らないでください。」ってちゃんと書いてあります。
やってくれますね。
ま、割り切ってください。ということで。
最近のスポーツカーは、GT−Rなど、「雲の上の存在」的な車ばっかりになってしまって、自分としては、「・・・あ〜あ。」な感じになってましたが、久しぶりに、手の届く範囲にスポーツカーがやってきた気がしました。
こういった形の車も、各メーカーに1、2台ずつぐらいあっても良いんじゃないかなーと、思います。
なーんて、ホクホクしてお店から出てきたら、駐車場で寂しそうに紅ヴィッツがポツーンと待ってました。
大丈夫! 自分の一番は紅ヴィちゃん、君ですから!!
まだまだコキ使ってあげるよー!!!!
でも、これは小排気量車万歳な自分の感想なので、見る人が変われば、また違った見方があるでしょう。
百聞は一見にしかず。なんて、あるじゃないですか。
興味を持たれた方は、一度、見に行ってみるのも楽しいかもですよ〜?
Posted at 2010/03/09 00:31:28 | |
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