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相変わらず、見えない敵と奮闘中です。

２８００ｒｐｍの空燃比が薄くなる症状。
イグニッションコイルを、純正に戻してみましたが、症状変らず。
実際には、全体的に空燃比が濃くなりました。
これは、イグニッションコイルの性能が低下したからでしょう。

お次は、プラグ交換。
関係ないと思いながらも、とりあえず。

やっぱり変化無し。

これはもしや、パワーＦＣか？

データーロガーやら、セッティングデーターを分析するも…全くわかりません。

あきらめて、パワーが出ない原因を考えます。
当然、わかるはずがありません。

逆にどうやったらパワーが出たかを考えて、思い出しました。

以前は、ＮＶＣＳ(可変バルタイ)の切替タイミングを変えてパワーを出してました。
とりあえず、そこをいじってみます。

変化無し…って、変化しないのはおかしいでしょう！

センサースイッチチェックしてみます。

ＮＶＣＳが作動してません。

早速、ＮＶＣＳを点検します。

ＮＶＣＳバルブに１２Ｖを直結でテスト。
カチカチと音がして、作動します。

ハーネス点検も異常なし。

だったら、パワーＦＣでしょう。

まずは、メーカーに点検を依頼してみます。


ゴールが見えてきたか？

３回目の加工を終えて、行って来ましたセッティング。

問題のブーストは、
ＥＶＣ無し１．２８→１．２２
ＥＶＣ有り１．３０→１．３０

ＥＶＣを使ってる時は、さがってないじゃん！。

そうなんです。
不思議な事に、８０００ｒｐｍで、必ず１．３になってしまいます。

それ以下は、ぜんぜん違うんです。
７５００ｒｐｍ時は、
ＥＶＣ無し１．２２→１．１６
ＥＶＣ有り１．２８→１．１９
ＥＶＣは、１．２５を超えると自動的にＯＦＦになるように設定してました。
加工前は、それでも１．３まで上がっていたんです。

目標を、１．１５にしていたので、ここで次のステップに進みます。

ウエストゲートのスプリング変更です。

今までは、０．８ｋ用のスプリングでした。
交換したのは、１．１ｋ用。

えっまたブースト上げるの？と思ったでしょう？
半分正解です。

実は、このスプリングを使う為にハウジングを加工したんです。

０．８仕様だと４５００から５５００くらいまでのブーストが低くてイマイチ。
ところがＥＶＣでブーストを上げると、６５００ｒｐｍで１．２５～１．３もかかってしまいその後もウナギのぼり。
燃料ポンプが足りなくて非常にキケンです。

そこで、ＥＸハウジングを加工してブーストをいったん下げます。
下がったら、１．１仕様のスプリングできちんとブーストを掛けます。
中間の、燃料に余裕があるときに、ブーストを掛けてパワーアップ！
高回転の燃料が不足する部分ではブーストを下げて安全に！
といった感じになればなと…

そんなに上手く行くはずは無いけど、近い状態に出来れば良いと思ってます。

たぶん、４回目の加工もありかも…

その上、カットバックも必要かも…

理想を求めすぎて、深みにはまってる気がしてきました。
最初から、ツインポンプ使用にすればよかったか？

ここに来て、迷いが…

小心者です

Ｔ７８のＥＸハウジング、そろそろ見飽きました？

３回目の加工です。
元の形の面影も無くなりました。

だいぶ、でかくなってます。

いくらなんでもこれなら下がりそうですよね。


３回目の加工をしたと言う事は…
２回目もＮＧでした。

結果的には、
ＥＶＣ無しでは、１．３１→１．２８
ＥＶＣ有りでは、１．３３→１．３０
１回目の加工後から、０．０３下がりましたね。

｢あんなに削ってるのに？｣と思うかもしてませんが、ブーストの調整をしながら、燃調もつめてますんで、結果的に、０．０３だけだったのです。

ちなみに、燃調の方はほぼ完成しています。
ブーストの調整が終われば、最終調整をして、完了なのですが…ブーストがね、下がんない。

ついで（？）とばかりに、奇病も発生してきました。
まだ、原因を特定できていませんが、失火っぽい症状が出ています。
空燃比が濃い状態のときはそのせいだと思ってました。
セッティングが煮詰まってきて、燃料を絞っているのに何となくパワー感が少ないです。

街乗りでも症状があります。
２８００～３１００ｒｐｍで空燃比が薄くなります。
それ以前、以後の回転数は正常です。

これは一体？
ブローバイを吹いたのはこれが原因か？

エンジンを始動して、時間がたつとひどくなります。
時間じゃなくて、エンジン温度かも？
エンジンが熱くなれば症状がわかりやすくなります。

何となく、ダイレクトイグニッションの故障の初期症状な気がしますが…
ダイレクトイグニッションは、スプリットファイア製の強化品。
しかも、３．４年前に交換したばかり。

そんな短期間で壊れるのか？

でも、熱が関係するなら、電装品は怪しいし

とりあえず、ブースト調整しながら様子見です。

ER34の作業です。

削ったハウジングを組み込み、
タービンを取り付けしました。

ハウジングの穴の大きさの違いがわかります？
前回と比べると、タービンブレードが小さくなったように見えます（俺だけ？）

少しビビリ過ぎ？

まぁ、削っちゃったものは、仕方ないですから。
下がりすぎたら、別で対応します。

何度もやってなれた作業なので、さくさくこなしてたら…

やっちゃいました、ボルト！

伸びました…
そんなに強く締めてないのに。

そのボルトは、よりによって「バンジョーボルト」
ターボのオイルラインを止めているヤツです。

朝から、近くのボルト屋さんや機械屋を回ってきましたが、どこにも無かったっす。
そもそも、「バンジョーボルト」と言う名前すら知らないんです。

「それ、バンジョーボルトって言うんだ。」と全てのお店で言われました。
「他に名前あるんですかね？」って聞き返しても「知らないけど」と、そっけない返答です。

そもそも、あまり使われて無いんですね…と、言うわけで、メーカーさんに注文です。

昨日の夜、ＥＲ３４のセッティングに行ってきました。

問題のブーストは、ＮＧ！

下がる事は下がりましたがごく僅かでした。

ブーストメーター、ＥＶＣの表示、パワーＦＣのロガー
ブースト表示はいろいろですが少し誤差が出ています。
単位も違います。

パワーFCは、一昔前のものなので
単位は　kg/cm2です。

なので、パワーＦＣのロガー上の数値で解説すると
ピークブーストが、１．３８から１．３４と０．０４下がりました。
単位は、ピークだけではなくて、全ての回転域で、０．０３から０．０５下がってます。

それでも、７０００RPM以上では、燃料が不足します。
完全にポンプの容量が足りていません。
実際には、まだセッティングをつめていないので、燃料を絞ればぎりぎり（？）かも。

どちらにしろ、このままでは危険です。
ブーストは、パワーFC読みで、１．２kg/cm2くらいまでは下げないと…
ちなみにパワーFCはブーストを少し低く表示しています（０．０５くらい）。

と、言う事で加工のやり直しです。

タービンを下ろして、ＥＸハウジングを外して削ります。

前回削った部分をさらに０．５ｍｍ削って直径で１ｍｍ拡大。
円の外周ですから容積ではかなり変ったはずです。

それから、前は手をつけなかった、Ｒ部分も削りました。

かなり削ってしまったので少々ビクついてます。

画像は、再加工後です。
前の画像と見比べてみてください。

かなり違うと思うのは俺だけかな？