


混同されて表示される故障コードC29とC28についての原因切り分け方法です。
キーOFF・エンジンが掛かってない状態でまずセカンダリスロットルポジションセンサ(以下STP)を
セカンダリスロットルバルブアクチエーター(以下STVA)から外し、
セカンダリスロットルバルブ(以下STV)のシャフトが両方向に回るか確認し中立の位置で止める。
そしてそのままキーONでエンジンを掛けてください。
このとき、フェールセーフ機能が働きSTVAが正常であれば全開位置まで動いて固定されます。
STVAの動作が確認できれば残りはSTP及びハーネスしか原因がなくなります。
STVAとSTPは250も400も同じ部品を使っているので流用できます。(品番未確認・現物では適合)
STVAとSTPの取り付け方法ですが、注意点がSMに記載されていません。
本来STVAは非分解ですがスロットルボディから外すのは問題ないです。
まずスロットルボディにSTVAを取り付ける時STVA内に回転領域のストッパーがあるので
白い樹脂部分をマイナスドライバー等で時計回りに回転させてストッパーに当てて取り付けてください。
このときSTVが全開位置に来ることを確認してください。
そしてSTP取り付け時は必ずSTVは「全開」にしてください。
STPを取り付ける際はSTVの元の合いマークより少し反時計回りに回すと
STPがSTVのシャフトに入るので、そこからSTPを時計回りに回して規定位置に取り付けます。
STPの開度検出が正常かどうかの測定方法はSMに記載されてますので調整してください。
もしSTVが全閉でSTPを取り付け、キーONにするとSTP・STVAが壊れることがあります。
よくある故障らしいのでご注意を。
2012年6月6日追記
SUZUKIによるとSTPが壊れた場合でもSTVA故障のコードが出たりSTPのコードが出ると言われました。
つまりは自己診断機能が曖昧ということです。
テスト用にスロットルボディアッセンを1個持ってますので貸し出すことも出来ます。
Posted at 2011/10/09 00:34:18 | |
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