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斎藤聡のブログ一覧

2010年02月22日 イイね!

ドライブ日和

ドライブ日和それにしても天気いいです。
絶好のドライブ日和。

第三京浜港北インターから三ツ沢、そのまま首都高に乗り継いで大黒ふ頭経由でアクアラインへ。
ちょっと霞んでますが、空は雲ひとつ無い晴天。すごく気持ちがいいです。


ところでスターファイアーはというと、わりと引き締まった乗り味です。
それでいてシャキッとした手応えがなく、ちょっととらえどころのなさを感じます。

乗り心地についていうと、適度にダンピング(タイヤの縦バネ)が効いていています。
ジョイントを踏むと、トンとショックは入るんですが、ブルブルする振動が尾を引かずスッと収まってくれます。結果的にわりとスッキリした乗り心地です。

一般道で気になったノイズは、高速道路に乗ってもあまり変わりません。
でも、騒がしくてオーディオが聴こえないなんてことは全然なく、ちょっと騒がしいかな、という程度。
フラットで滑らかな路面でもシャーというノイズが出ていますから、ロードノイズはさほど静かとは言えませんね。


操縦性はわりと穏やかというかスローな印象。
直進性自体は悪くないんですが、直進付近の手応えがやや曖昧な感じ。
これがとらえどころがない、と感じさせる要因なんだと思います。

でも、ハンドルを切り出すと、穏やかに曲がり出します。
ハンドルを切ってからしばらくしてグイッと曲がり出すような応答の遅れはあまり感じません。
前後のタイヤのヨーの立ち上がり方が遅いなりにバランスしているんでしょう。

セダンをゆったり走らせるのには合っています。


今回用意したマークXは、2・5リットルなので、スポーティなキャラクターではありません。
スターファイアーを履くと、そんなおとなしいセダンの特徴がより強調される感じです。

大黒ふ頭を抜けて首都高湾岸線へ。そしてアクアラインへとクルマを向けます。


Posted at 2010/02/22 19:36:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年02月16日 イイね!

空気圧

空気圧前回のブログは理屈っぽくなっちゃいました。
タイヤのことにあまり興味の無い人には何かの呪文が書き連ねてあるように見えたかもしれません。

タイヤの試乗をする際にも、実はあまり細かいところにばかりにとらわれていると、大局を見失ってしまうことがよくあります。

なので、ある程度細かなところを気にしながら走ったら、しばらく頭を切り替えて大雑把に走って見ることも大切だったりします。

で、街中をしばらく走らせてみることにします。


気付いたのは、路面の補修跡の凸とか、ジョイントなどちょっと大きめのショックの入る路面を走った時のタイヤの当たりはさほど硬くないってこと。上下動はありますけどね。


ハンドルの効きは穏やか。シャキッと曲がるタイヤではなくしんなり曲がっていくような印象です。
このあたりはスポーティではなくラグジュアリー方向の味付けと言えそうです。


素直にコンフォートタイヤと言うにはちょっと抵抗を感じますが、ベーシックタイヤというほど騒がしさや華奢な印象がなく、普段履きのスニーカーといった感じでしょうか。


ちょっとタイヤをこじりながらしばらく走っていたら、タイヤ内部の空気が膨張したのか、乗り心地が硬めになってコツコツ来るようになりました。

そこで手元のエアゲージで、エアチェック。指定空気圧より0・3キロほど高くなっていました。
そこで、空気圧を0・2キロほど下げてみます。

タイヤ装着時にキッチリ空気圧をセットしてもらったんですが、気温が上がってきたり、タイヤを発熱させると組んだばかりのタイヤはわりと空気圧が上がりやすいんですよね。

空気圧を抜いて試乗するのが正しいのかどうか判りませんが、ボクはなるべく指定空気圧に近いところでインプレッションを取りたいので、タイヤが硬いかな?と感じたら空気圧をチェックするようにしています。

空気圧を少し下げてやると、少し硬さが取れてマイルドな印象になりました。


これは蛇足ですが、タイヤはほっておくと1ヶ月か2ヶ月くらいで自然に空気圧が下がってしまいますから、皆さんも時々空気圧チェックして見てください。
それから、空気圧を上げたり下げたりすることで、多少クルマの操縦性が軽快になったり鈍くなったり、あるいは乗り心地が硬めになったりソフトになったりします。

と言っても空気圧の調整幅は指定空気圧からMAX±0・2キロくらいの範囲で。


Posted at 2010/02/16 17:20:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年02月10日 イイね!

キャラクターを見極める

キャラクターを見極めるタイヤの試乗インプレッションて、じつはファーストインプレッションが当たっていることが多いんです。
だからなるべく先入観を持たないように走り出すのがコツなんです。

事前に資料を見たり説明を受けたりしますが、それはあくまでもメーカーの狙った性能であったり、目標であったりするわけで、それと実際のタイヤの出来は別・・・ということです。

「このタイヤはコンフォートタイヤなんです」
今回、そんな説明(?)を受けましたが、余計なイメージを膨らませずに走りだします。


走り出してまず感じたのは、コンフォートというほど静かじゃないし、タイヤも柔らかくはないぞ
ということでした。
ただ、ゴツゴツした荒っぽい硬さもありません。
ちなみに車速は40km/hくらいまでのスピード域の話です。


ほんの短い時間で集まった情報は
①コンフォートタイヤらしい。
②コンフォートというほど静かじゃない。
③タイヤは柔らかいとは感じないけどゴツゴツもしていない。
ということになります。


たったこれだけの情報ですが、この情報や印象を元にタイヤのキャラクターを類推していくわけです。

静かじゃないと感じたのは、ジャーというタイヤが転がるノイズがそれなりに聞き取れるからです。
これはゴム硬度とトレッドパターンの影響が大きいんです。
でも、ゴツゴツした硬さがあまり感じられないということは、コンパウンドのゴム硬度はそれほど硬くないということです(これは実際にトレッドゴムを触ったり爪を立ててみたりしてもわかります)。

つまりトレッドパターンのデザインは静粛性を重視していないか、静粛性を高める工夫が成功していないということになります。

写真のトレッドパタンをみると判ると思いますが、横方向の溝は細い溝と太い溝が交互にたくさん入っています。
横方向の太い溝は、タイヤが回転するときに路面に当たり、打音となってノイズを出し易いんです。
ただ太い横溝は縦溝に貫通していません。
この溝のデザインはノイズを低減することを意図したものです。

それから、太い溝と細い溝を交互に組み合わせていますが、これはブロック剛性を強くし過ぎないということもあるのでしょうが、ショルダー部のブロックは小さいほどタイヤが滑らかな転がり感が出ます。
8角形より16角形、16角形より32角形のほうが滑らかに転がるという理屈です。
なので、滑らかな転がり感を出す・・・つまりコンフォート性を高めようという意図が読み取れるわけです。

なぜ太い溝を作ったのかと言えば、これは排水性のためでしょう。縦溝と貫通させなくても、溝を細くしてしまうよりは太い横溝があったほうが排水性はよくなります。特に高速走行時にハンドルを微妙に切った時の旋回時のタイヤの路面へのコンタクト性は高くなり易いんです。

単純に、初期のデザインでは横溝が縦溝に貫通していて、ノイズが大きいので、リブ(縦のブロック列)を追加してノイズの低減を図ったという可能性もありますが・・・。



説明がくどくなりましたが、そんなわけで、ちょっとノイズは大きめ(コンフォートタイヤというには)で、乗り心地もソフトではないぞ。というのがファーストインプレッションでした。
ただ、ダメダメなタイヤかというとむしろ印象は悪くありませんでした。

なぜかというと、ソフトな乗り心地じゃないけれど、その分しっかりしていてしっかり感があり、ハンドルの応答も悪くなかったからです。


街中の流れに沿ってもう少し走りながら、疑問点や違和感を整理・検証して行くことにします。



Posted at 2010/02/10 10:42:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年02月03日 イイね!

安かろう、悪かろう!?

安かろう、悪かろう!?最近、激安タイヤが巷で話題です。なにしろ安い! タイヤによっては国産タイヤ1本分の値段で4本買えちゃったりするわけですから、買う気がなくても値段を聞けば体がピクッと反応してしまいます。

で、気になるのが、タイヤとしてどうよ? ってところ。個人的な意見としては、激安タイヤを“ひとククリ”にして考えるのは乱暴だと思います。結局作るのはメーカーなので、そのメーカーがどんな会社なのか、どういう背景や歴史を持っているかというのが、ひとつの大切な要素なのではないかなあと思っているわけです。

今回試乗することになったタイヤは、『スターファイアー RS-C 2.0』という中国製の激安タイヤ……というと引いちゃう人もいるかもしれませんが、アメリカの「クーパータイヤ&ラバーカンパニー」というメーカーのセカンドブランドなんです。

クーパータイヤなんて聞いたことないよ、という人も少なくないと思いますが、イギリスの「エイボンタイヤ」や、ドラッグレース用タイヤやトラックレース(ピックアップトラックのレースね)で有名な「ミッキートンプソン」なども傘下に収めるタイヤメーカーで、クーパータイヤ自体も70年くらいの歴史があるんです。

『スターファイアー』はそんな背景のタイヤなんです。とはいってもタイヤは走ってナンボ! ということで、これから暫くスターファイアーの試走ブログをやっていこうと思いますので、お付き合いください。


Posted at 2010/02/03 13:00:06 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

自動車雑誌やWEBを中心に試乗レポートを寄稿する一方、ドライビングスクールのインストラクターもやっています。 バリバリのチューニングカーからハイパワースポーツ...

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