2010年07月04日
南米の2強散る
梅雨の蒸し暑さが体に堪える日々が続く中、ワールドカップはベスト8の激突Quarter finalsが始まった。ここに日本が残れなかったのは残念であるが、世界の強豪同士の対戦はどのカードでも見応え十分だろう。7月から職場移動をして、疲れた体に鞭を打ち?注目カードを観戦。そんな観戦記を少しずつ。
その前に、こちらも負けられない戦い。ザスパ草津U-23が今日天皇杯群馬予選決勝トーナメントの1回戦に登場。前橋商業高校のグラウンドで行われ、5-1で順当に2回戦へ駒を進めた。後半の出来など不満の残る内容であったが、次戦までに修正して勝ちあがってもらいたい。
Round of 8 オランダ2-1ブラジル : W杯最多5回の優勝を誇るブラジルと準優勝2回のオランダという屈指の好カード。そして何気に日本と縁のある両チーム。ブラジルのドゥンガ監督は、現役時代にジュビロ磐田でプレーして黄金期を作った人物。オランダのファンマルバイク監督は、小野伸二(現清水エスパルス)のフェイエノールト時代の監督。そんな試合を裁く主審は西村雄一さん。そして、この試合は良くも悪くもブラジルのMFフェリペ・メロの一人舞台となる。前半10分そのMFメロからのスルーパスをFWロビーニョが決めてブラジルが先制。その後もブラジルが主導権を握りつつ前半は終了。巻き返したいオランダは、後半8分スナイデルのクロスボールをブラジルのMFメロがオウンゴールで同点に追いつく。(後にスナイデルのゴールに訂正)後半23分にはCKからスナイデルにゴールを奪われ遂に逆転。そして後半28分にブラジルのMFメロはオランダのロッベンを踏みつけて一発退場。一人舞台を締めくくった。一人少なくなったブラジルは同点に追いつくために攻撃を仕掛けるが、焦りから空回りをして追いつけず。オランダが1998年大会以来のベスト4進出を決めた。しかし、MFデヨング、DFファンデルヴィールが累積で出場停止と準決勝に向けて厳しい状況となった。敗れたブラジルはドゥンガ監督の守備的なサッカーへの批判を結果で覆してきたが、ベスト8での敗退で風当たりが強くなることは間違えない。
Round of 8 ドイツ4-0アルゼンチン : W杯3回の優勝を誇るドイツと2回のアルゼンチンという強豪同士の対戦。しかし、この結末を予想出来た人はいないだろう。ドイツは序盤から連動性の高いスピード溢れる攻撃で攻め込むと、前半3分MFシュバインシュタイガーの左FKにMFミュラーが頭で合わせ、今大会4点目。ドイツにとってW杯通算200点目となる節目のゴールだった。失点後アルゼンチンも反撃を開始するが、個人技頼みの攻めに終始。そしてドイツは堅い守りから素早いカウンターで応戦する。すると後半23分MFミュラーがゴール左で倒れながら粘り、MFポドルスキに決定的なパスを出した。そこからの折り返しをエースのFWクローゼが詰めて追加点。こうなるとドイツの勢いを止められなくなり、29分にDFのフリードリッヒが得点。そして44分にもFWクローゼがこの日2点目を挙げ、アルゼンチンの息の根を止めた。これで3大会連続のベスト4進出。今大会のドイツは、今までのイメージを覆すアグレッシブなスタイル。闘争心に裏打ちされた堅守を基盤に、手堅い戦い方が持ち味だったが、今大会は21歳の司令塔エジルや20歳のミュラーが流麗なパスワークを見せ、新時代のドイツサッカーの可能性を感じる。しかし、準決勝はそのミュラーが累積で出場停止。代役になる選手の働きが重要になる。そして、FWクローゼは今大会4得点で、W杯通算14得点となった。歴代最多得点者はロナウド(ブラジル)の15得点。ベスト4に残ったことで、あと2試合の消化が確定。(準決勝で負けても3位決定戦)記録更新の可能性が高まってきた。敗れたアルゼンチンは、個々のポテンシャルは高いものの、チームとしてのまとまりに欠けていた。メッシはチームを引っ張ったが、結局無得点で大会を去ることに。大会前に言われていたメッシの大会とはならなかった。
Round of 8 ウルグアイ0-0(PK4-2)ガーナ(結果のみ) : ウルグアイが堅守でガーナ攻撃陣をシャットアウト。PKでベスト4進出を決めた。ウルグアイのベスト4進出は、1954年大会以来実に56年振り。敗れたガーナは自国初、アフリカ初のベスト4進出はならなかった。しかし、ウルグアイはFWスアレスが退場になり、準決勝は出場停止になってしまった。そしてガーナが敗れたことで、アフリカのチームは全て姿を消した。初のアフリカ大陸の開催とあって、アフリカ勢の躍進が期待された大会だが、6チーム中、決勝トーナメントに残れたのはガーナのみと寂しい結果となった。
Round of 8 スペイン1-0パラグアイ(結果のみ) : 2008年EURO王者のスペインと1回戦で日本を破ったパラグアイの対戦。試合は両チームPKを止められる展開となったが、スペインが終盤ビジャの決勝点で勝利し、1950年大会以来60年ぶりにベスト4進出を果たした。ビジャは今大会5得点目で得点ランキングトップに立った。
これで、Round of 4のカードが決定。オランダVSウルグアイ、ドイツVSスペインとなった。流石にベスト4となると、どちらも見逃せない好カードとなった。
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ザスパ草津 | 日記
Posted at
2010/07/04 14:18:13
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