2010年07月08日
初戴冠への挑戦
ここまで、ワールドカップの中継を26試合観戦。全64試合なので、残り全試合を見るとちょうど30試合とほぼ半分を観戦する事に。そんな寝不足が解消されない日々の中、いよいよベスト4の激突。南半球開催時には、南米のチームが優勝しているという歴史を尻目に、欧州からオランダ、スペイン、ドイツと3ヶ国、南米は古豪ウルグアイが唯一残った。そんな歴史の転換期となる可能性があるSemi finalsの観戦記を。
Semi finals オランダ3-2ウルグアイ : 圧倒的なポゼッションからの攻撃力を売りにするオランダと、堅守からのカウンターのウルグアイの対戦。さすがにここまで進んで来ると両チームとも怪我人、出場停止が増えてくる。オランダはMFデヨング、DFファンデルヴィール、ウルグアイはFWスアレス、DFフシーレが出場停止。更にウルグアイはキャプテンのDFルガノも怪我で欠く苦しい台所事情。試合は、19分オランダのDFファンブロンクホルストの目の覚めるようなミドルシュートで一気に動き出す。41分にはウルグアイFWフォルランが左足から相手GKの手を弾く豪快なミドルを決めて同点。追いつかれたオランダは63分、MFスナイデルのシュートが相手DFに当たり、コースが変わり勝ち越しに成功。73分にはMFロッベンのヘッドで2点のリード。試合が決まったかに見えたが、終盤ウルグアイが猛反撃を開始。終了間際にFKを素早く繋ぎ、DF M・ペレイラが左足で決めて1点差。しかし時既に遅く、そのままタイムアップとなった。オランダは1978年大会以来32年ぶりの決勝進出。スナイデルは今大会5得点目で得点ランキングトップに並んだ。敗れたウルグアイは堅守を誇ってきた守備陣がまさかの3失点。そして今大会チーム総得点の7点の内、3点を上げていたスアレスの欠場もやはり痛かった。同じく3得点のフォルランはこの試合でもゴールを奪い存在感を示したが、追いかける展開の中、怪我の影響で途中交替。オランダの攻撃力がウルグアイの堅守に勝り、オランダは初優勝まであと1つとなった。
Semi finals スペイン1-0ドイツ : 華麗なパスサッカーで世界を魅了するスペインと、持ち前の堅実なサッカーに若手の躍動感が調和したドイツという、欧州の強豪同士の対戦。ドイツはその若手の有望株MFミュラーの欠場が大きく響いた。試合はスペインが華麗なパスサッカーで支配。中盤でボールを奪ってからのショートカウンターで勝ち上がってきたドイツだが、この日はスペインからボールを奪えず、何度もゴールを脅かされた。ドイツの前半のシュートは1本のみ。後半に入ってもスペインのペースは変わらず73分、MFシャビのCKに後ろから走り込んだDFプジョルが頭で押し込み、スペインが先制。その後も激しい攻防が続いたがスコアは動かず、スペインが逃げ切った。2008年の欧州選手権決勝の再現となった両チームの対戦は、再び同じスコアでスペインが勝利。ドイツは今大会見せていたダイナミックなサッカーが影を潜め、若さを露呈した。そして、今大会5得点のスペインFWビジャは得点王の可能性を残して決勝へ。スペインはチームとしても、直前のEUROチャンピオンは2年後のW杯で優勝出来ないというジンクスに挑戦する。また、この試合は守備に忙殺され、1本しかシュートを放てなかったドイツFWクローゼは、3位決定戦で2大会連続の得点王と通算得点記録更新に挑戦する。
これで2010 FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICAのFinalのカードが、オランダVSスペイン、3rd Placeのカードが、ウルグアイVSドイツとなった。W杯優勝経験国が揃って敗退し、どちらが優勝しても初優勝となる。8ヶ国目の優勝国に名を連ねるのはオランダか?スペインか?攻撃力を特徴とする両国の対戦は、7/12(月)3:30KickOff。サッカーの歴史を変える様な、スペクタクルな試合を期待したい。
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サッカー | 日記
Posted at
2010/07/08 21:48:16
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