2010年06月15日
E組 日本1-0カメルーン
6/14(月)海抜1400㍍のブールームフォンテーンにあるフリー・ステイト競技場で日本が躍動した。先発は大方の予想どおりGK川島、DF駒野、中沢、闘莉王、長友、アンカー阿部、CM遠藤、長谷部、両ワイド大久保、松井、トップ本田となった。対するカメルーンはチームで内紛があったとの情報を裏付けるようにGKカメニ、MFソング、FWエマナと主力がベンチスタート。特にエマナが居ないことで、エトーが右サイドでのプレーになるのが日本にとって救いになるか。
試合の立ち上がりはお互い様子見のようなスローな展開で始まる。序々にカメルーンが押し込む形になるが、日本は素早いアプローチで相手を囲み自由にはやらせない。そして前半39分。右サイドでボールを受けた松井が、切り替えしから左足でクロスを上げると、ファーで待っていたのは本田。トラップから冷静にゴールへ流し込み日本が先制する予想外の展開となる。
松井のクロスに対して、ゴール中央へ飛び込んできた大久保にカメルーンのDFは2枚付いてきた。本田はバックステップからDFの裏のゾーンへ侵入。そこにピンポイントでボールが入った。カメルーンの弱点とされていた、マークのルーズさを上手く突くことが出来た。
後半カメルーンは意地の反撃を見せてくる。開始早々エトーが右サイドを突破してピンチを迎えると、再三ミドルシュートを放ってきた。クロスバーを叩いたミドルは魂が抜けたかと思うほど際どいシーンだった。だが日本は、交替のカードを切りながら体を張った守りで凌ぎ、タイムアップを迎えた。他大陸でのワールドカップで初勝利。新しい歴史が刻まれた日となった。
日本は、ここ数試合ではまったく見れなかった魂の篭ったプレーだった。フィジカルに勝る相手に臆することなく肉弾戦を挑み、組織的な守りでカメルーンを零封してみせた。次のオランダ戦は更に押し込まれることが予想されるが、結果を恐れずアグレッシブに戦ってもらいたい。しかし、何故かカメルーンとは相性が良いな?これで4戦して3勝1分。不思議だ。
E組 オランダ2-0デンマーク
日本戦の前に、この後対戦することになる両チームの試合があった。オランダはFWロッベンが怪我で欠場したが、代わりはFWファンデルファールトとまったく遜色ない。デンマークはFWベントナーが怪我から復帰して先発に入った。試合は、圧倒的なオランダのポゼッションにデンマークが組織的な堅守からのカウンター対抗。前半はスコアレスで終了する。
しかし後半1分。左サイドからのオランダFWファンペルシーのクロスを、デンマークDFポウルセンがオウンゴール。与えてはいけない先制点を献上してしまう。デンマークも反撃に出るが、オランダの早いアプローチにチャンスらしいチャンスは作れないまま。逆にオランダは終盤、エリアが裏に抜け出したこぼれ球をカイトが押し込み駄目押し。オランダの強さをまざまざと見せ付けられる結果となった。
やはりこのグループではオランダが突出した力があると感じた。しかしデンマークもバランスの取れた好チームだ。特にFWベントナーは191㌢と大柄であるが足元も巧みで、オランダのDFも手を焼いていた。怪我明けのため後半途中で交替したが、コンディションを戻してきたら日本にとって怖い存在になる。デンマークファンの自分としては日本とデンマークに予選を突破して欲しいところだが、さすがにオランダは堅いところかな?日本、デンマーク共、第3戦がグループ突破を掛けた大一番になる予感だ。でも、朝3時半からは勘弁して欲しい・・・
Posted at 2010/06/15 19:06:32 | |
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