2010年06月20日
初戦のカメルーン戦に勝利し、いよいよ優勝候補の一角オランダとの一戦。この試合に勝利すれば、果然決勝トーナメント進出が現実味を帯びてくるが、引き分け、または最悪1点差での負けでもOKかな?と考えていた。
6/19(土)会場は海抜0㍍のダーバンにあるモーゼス・マビダ競技場。先発はカメルーン戦と同じ。GK川島、DF駒野、中沢、闘莉王、長友、アンカー阿部、CM遠藤、長谷部、両ワイド大久保、松井、トップ本田となった。対するオランダも、結局ロッベンが間に合わず、初戦と同じメンバーになった。
試合はキックオフから圧倒的なオランダペースで進むが、日本も縦へのボールを厳しくチェックし、サイドでも数的優位を保ち、決定的なピンチは少なかった。攻撃もカメルーン戦よりゴール前に行ける場面が多く可能性を感じさせた。
後半オランダの縦へのボールが入りだすと、ボランチがDFラインに吸収されていく。そして9分サイドの仕掛けからクロスを上げられるとクリアが小さく、最後はスナイデルに強烈に叩き込まれた。DFに吸収されていたボランチはブロックに行けず。オランダの圧力に屈する形となった。これで1点が必要になった日本は選手交替のカードを切りながら攻撃を仕掛けるが、オランダの壁を崩すには至らず。交替で入った中村俊、玉田、岡崎はまったく仕事が出来ず、岡田監督の采配に疑問が残った。
それでも、優勝候補のオランダを相手に検討と言える内容だった。1点取った後オランダがペースを落としたとはいえ、シュート数は上回った。勝敗を左右したのは決定力の差だったと思う。ここぞという場面で強烈にゴールを射抜いたスナイデルに対し、日本のシュートはほとんど枠に飛ばず。枠に飛んだシュートも相手を脅かすほどの精度と威力に欠けていた。これは日本サッカーの課題と言えるだろう。
しかし、その後に行われたデンマークVSカメルーン戦が注文どおりデンマークの1点差勝ち。これで、オランダの2位以内と、カメルーンの脱落が決定。デンマークに勝点で並ばれたものの、得失点差で上回るため、引き分け以上で日本の決勝トーナメント進出が決定する。最後のデンマーク戦も過去2戦と同じように守備から始めるサッカーでいいと思う。勝たなければならないデンマークが前掛かりになることが予想されるので、日本はしっかりブロックを作って守り、カウンターで得点を狙いたい。
デンマークファンの自分としては非常に複雑な心境であるが、痺れる試合になるのは間違いないだろう。
Posted at 2010/06/20 09:07:17 | |
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サッカー | 日記