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お盆休みで、ボクスターの足回りを見直しました。

ヤフオクで落札した、ビルシュのショック、JAMEXのスプリングです。
中古ショックは幸い抜けてませんでした。
スプリングは新品で、ノーマルから2cmダウンです。レートは20～30%アップくらいなので、街乗りもいけそうです。
3cm以上ダウンだとちょっとキツイから、これにしました。
車高調も考えましたが、レートが恐ろしくあがるので、辞めました。

因みに、ビルシュの頭のヘキサゴンは7mm、ナットは21mmです。
合うヘキサゴンがないので、サンダーで削って作りました。(ショックとバネの合体は皆さんご存じでしょうから、割愛させて頂きます)


フロントの足をバラします。
スタビのところは、15mmのナットを使ってます。←またこんなサイズ使って～おのれドイツ人
キャリパーを外します。
タイロッド、ロアアームのボールジョイントを外します。
サスとナックルごと抜きます。

バラけた足回り


外されたサスとナックル


比較です。
ちょっとだけ短いです。


ナックルに新しい足を付けます。


あとは、車体に組む訳ですが、ロアアームが尋常な力では下がってくれなくて、外すときも組む時もウリャっと気合いでやりました。


次はリアサスです。
先ず、ハブナットを緩めます。
またまた貧弱な僕のインパクトでは外れてくれません。
パイプでウリャ。
片方はパイプでも緩まず(プチメタボな僕の体重でも回りません)お友達の車屋さんに駆け込んで、インパクトで緩めてもらいました。

コントロールアームのジョイントを外します。
ロアアームのジョイントを外します。(ドラシャとボールジョイントのナットのクリアランスがないので、普通にやるとナットは取れてくれません。やってみれば分りますが、ちょっとコツが必要です)


バラけた足回り。


サス比較


完成


足を替えたので、アライメントを取ります。

何と、調整しても規定値内の範囲外になりました↓
調整幅があまりないので、仕方ないです。あくまでも純正サスを入れる事を前提にしているんでしょうね。
キャンバーが結構付いちゃいました。
キャンバーは諦めるとして、トーだけはキチンと出します。

こんな感じになりました。
チョットだけローダウンになってカッチョイイです。



ついでに、オイル交換とフィルター交換しました。
ドレンボルトはアルミ製なので、ヘキサゴン穴がなめ易いです。こんな感じになりますので、新しいのに交換です。
フィルターレンチはKTCで出ています。


タコ足を入れたときにエアコンホースとのクリアランスがなくなってきてたので、ホースに遮熱テープを巻きました。


勢いに乗って、サーモバンテージを巻こうと思います。
ガラス繊維で出来てるので、チクチクするかも知れません。
で、手袋をしての作業になります。(医療用の手袋がベスト)
巻く前に、水に漬けます。


巻きます

しか～し、問題発生!!
パイプのクリアランスがなく、巻けない事が判明!!　ガーン↓
インポシブルなミッションでした。



足まわりを交換してのインプレッション
当たり前ですが、コーナーでの安定感、ロールの少なさが出て素晴らしいコーナリングマシンになりました。
乗り心地もそれ程悪くはないし。


そんなこんなで、アウディ整備と合わせ、有意義なお盆休みでした。



おまけ。
アウディのハブナットを緩める時、パイプで延長して、ウリャって弛めた訳ですが、その時、バックプレートとローターを止めているM6のボルトを折っちゃいました。
ホイールボルトを入れてなかった僕が悪いのですが、それにしてもM6一本だけで固定しているだモンな～。折れても仕方ないよ。

で、折れたボルトにドリルで穴あけ


逆タップで抜きました。


工具があるって素晴らしいね。

お友達のO君のアウディTTが車検になりました。
専門ショップに行って診てもらったら、あそこもダメ、ここもダメ、とのことで、100万くらいかかると言われたそうです。
それで、TT手放そうかな・・・なんて思ってたらしいです。

で、僕に連絡が来て相談されました。

ちょうどお盆休みだから、手伝ってやることにしました。

悪いところは…

ドライブシャフトブーツとブッシュ。
オイル漏れは僕の思うところ、ミッションオイルっぽいです。
フィラープラグを開けてオイルの量をチェックしようとしたら、ドボッと出てきました。
これって、入れすぎなんじゃない??
もしかしたら、入れすぎによるベントプラグからの吹き出しのような気もします。
と、言うことにして、オイルもれに関しては、目をつぶることにします。(実際、ポタポタ漏っている訳じゃないし)

いざ、足回り分解です。
ポルシェ同様、18mmなんてサイズのネジがあります。
恐るべし、ドイツ車。

ハブナットがナメてます。
以前、ローター交換歴があるとのことで、その時締めすぎたんだろうと思われます。
因みに、トルクは190Nで締めます。
インパクトで外れなく、パイプで延長してエイヤって何度もトライ、やっと緩みました。

ボールジョイント類を外して、ドライブシャフトを抜きます。
でかいトルクス六個を外すと簡単に取れます。


ロアアームを外します。


ブッシュがパックリ割れてます。


で、ブーツを交換しようとしましたが、これって・・・
どうやってバラスの???
謎です。
ネットで調べても有効な情報が得られず(モデルチェンジした後は、新品ブーツに同梱されているボルトを使ってバラせるとありましたが、初期型はそれができません)

ブッシュ圧入をお願いする車屋さんに聞いてみたら、ハブナットにアタッチメントを付けて、スライドハンマーで引っ張ると、中のCリングが外れてバラせる。とのことでした。
インナー側はハウジングをパックリ割ってバラすみたいです。

これは、道具もないし自分には無理。と判断。
インポッシブルなミッションに仕方なく、車屋さんにバトンタッチです。

で、出来上がったドラシャです。


出来あがったロアアームです。


勉強のためにも全部自分でやりたかったですが、今回は仕方ないです。

後は、ばらしたのと逆に組むだけ。

クーラント交換と、ブレーキオイル交換をして、作業は終わりです。
尚、ブレーキタンクが奥まったところにあるので、漏斗にホースをつないで、こんな感じでやりました。

クーラント交換も結構大変でした。
何がって、ドレンのつまみがパイプ類で邪魔されて回せないんです。
どうゆう設計してんだよ。って感じです。


車検は部品代、車屋さんの工賃、安い工具、僕のお小遣いなどで、11万で上がりました。
O君、またTTに乗れるようになって良かったね。


この連休、僕のボクスターも同時進行でサス交換をやってましたので、休みはほとんど車いじりで終わりました(笑)


でも、ウチのガレージでボクスターとTTが並んでジャッキアップされている光景は「ミッション・インポッシブル」を彷彿とさせてなかなかいい感じでした。