
とても分りやすい名前のお店でお昼を食べてきました。
どうもこんにちは
また~りです。
今日は前々から不満だったアストロシティの音を改善しよう!
という作業。
セガが1993年に発売した汎用筐体アストロシティ
格闘ゲームブームの世代ならお馴染みの筐体ですよね
そんな有名な筐体ですが本当に音が貧弱。
プレイするには支障がないというだけ。
もちろんアストロシティに限った事ではないしゲームセンターでは限られたスペースに効率よく配置しなくてはいけないので筐体の専有面積はとても重要なんでしょうね。でも出来るだけ迫力のある大画面にしたい。なのでスピーカーは出来るだけ小さく最低限のクオリティーしか与えられないんでしょう。
音の良いスピーカーって必然的に大きさも重量も必要になっちゃうから。
それにそもそも何台もゲームが稼働して音がごちゃ混ぜになっている環境、こだわっても仕方ないっちゃぁ仕方ないのかもね~
でもそれはゲーセンでの話。
おうちゲーセンは音にもこだわりたい。
なのでアストロシティのスピーカーは使わずもっと高音質な外部スピーカーでゲームをプレイしようってこと。
それともう一つ
アストロシティのスピーカー、左右に2個装備されていますがステレオ音声ではありません。モノラル出力を単純に2個のスピーカーに振り分けているだけ。
ゲーム基板によってはちゃんとステレオ出力が設けられている物もあるのに
もったいない。ぼくが所有する「レイストーム」の基板にもステレオ出力ありますので。

せっかくなら使いたいよね。モノラルは物足りない。
なのでまずは必要なものを揃えます。
★基板から音声を取り出すコネクタ

ネットで合いそうなコネクタ探したりツイッターで詳しい人に教えてもらったりしたので後で注文しようと思っていましたが、部屋を漁ったらありました。
厳密に適合するコネクタでは無いようですが端子間のピッチも一緒で特に無理なく使えたのでこれを使おうと思います。
★次にスピーカー
これが一番重要ですよね。
高音質に越したことはないけど大きすぎると邪魔。筐体に載せられる大きさで出来るだけ高音質なものを選びたい。しかも激安で。
それを叶えるのはここですよね
みんな大好きハードオフに行ってきました。
何やら楽しそうに店内でお喋りしている外国の方を横目に物色するとジャンクコーナーで良さそうなスピーカーを発見。
YAMAHA-YST-M101 それも1000円の激安価格

ヤマハの誇るYST方式を使ったスピーカーです
YSTってなんぞ?ですが要は口径の小さなスピーカーが苦手とする低音域を負性抵抗回路で無理やり(そんなことはない)駆動させてその音圧を共鳴管の原理で増強してやろうって技術。
小さな見た目とは裏腹にけっこう低音域が充実します。
なので今回の計画には最適!
そしてなにより千円の激安価格で色もブラックでかっこいい。
実はこのスピーカー、PC用なのですが職場で現役使用しているんですよね。
なので音質については充分知っているので迷うことなく決定。
★3.5mmステレオプラグのメス
購入したYAMAHA YST-M101は入力が3.5mmのステレオプラグ(オス)なので必要に。
これは買わなきゃ無いかもって思っていたのですが、またもや部屋を漁っていたらお目当ての物が実装されているジャンク基板発見。
それも3個も実装されていました。
これから基板が増えた時にまた製作するから3個あるのは有難い

全て基板から外しました。
ぼくの部屋には変なものが意外と多い。探せば生活には必要ないものが出てきます。便利です。
★基板側のピンアサイン
これが分からないとまともな音が出せません。
ネットで調べました。
ピンは4本
写真右、基板上に「1」と印刷されていて一番左には「4」の印刷。
つまり右から左に1-2-3-4の順番って事だよね。
で、ネットで調べた結果
1:L+
2:R-
3:L-
4:R+
という配列になっているようです
2と3はGND、3接点のピンジャックの場合まとめちゃっていいよね。
さっそくプラグ(メス)に基板側に接続するコネクタを半田付け
半田付けが下手だなどの指摘は受け付けません。
極性とL-Rを確認しながら間違えないように付けました。
もちろん端子むき出しはダメなので絶縁してあります
自己融着テープです。ビニールテープではありません。
ビニールテープ嫌いなんですよね。伸びないから綺麗に巻けないし、経年でベトベトするわ剥がれてくるは・・・嫌いです。
その点この自己融着テープは糊を使っておらずテープ同士が融着するので剥がれるべた付く心配がありません。自己融着テープ、おすすめです。
これで出来上がり
さっそく基板に接続。スピーカーはとりあえず筐体の上に載せることにします。

ちなみにこのスピーカはPC用ですのでアンプ内蔵です。
ボリューム調整も当然装備しているので今後は筐体を開けなくても音量調整が可能になりました。
そして結果は
動画を撮影したので聴いてください。
スマホではそれ自体のスピーカー以上の音は出ないのでヘッドホンやちゃんとしたスピーカーでの視聴をおすすめします。
★アストロシティ内臓スピーカー★
★YAMAHA YST-M101★
どうですか?わかりました?
ぼくの感想ですがアストロシティ内臓スピーカーはシャカシャカした軽い音で低音は小太鼓を軽く叩いた程度の音しか出ていません。
音全体が乾燥した味気ない感じ。妙に中高音が耳障り。
YST-M101で鳴らすとグッと重心の下がった音に。
今まで聞き取れなかった低音域の残響も聞えて厚みのあるバランスの取れた音に変わったと思います。長く聴いていられる音。
結果、満足です!
大きさも邪魔にならないコンパクトさでゲームには充分な音質。
激安千円ですから相当コスパ高い!
大成功ですね('ω')ノ
オマケ
部屋の用大型スピーカーで鳴らしてみました
アメリカ、エレクトロボイス社の劇場用スピーカーです
動画では見えませんが左右スピーカーの他にスクリーン裏には46cmのサブウーハーもあります。
★エレクトロボイス★
これは別物ですね
スマホの録音の限界以上、実際はみぞおちにドスンとくる音圧
笑えるほどです。
以上、今回はアストロシティの音質改善作業でした。
車の方もちゃんと進みますよ。
6月ついにワイドボディ化に着工することになりました。