
何年か前に見た夢の話
以前書いたものは消えちゃったので
忘れないうちに再度。
登場人物は「初音ミク」と「自分」
(場面は真っ白で何もない空間
壁も床も何もない真っ白でどこまでも広がる空間で向かい合わせに白い椅子に座ってる)
初) 初音ミク
自) 自分
初)あなたバカなの?
自)ぅおお!ミクがいる!ミクがいるじゃん!!
初)うるさいわね、黙って話を聞きなさいよ!
自)わー!怒られた!ミクに怒られた!
すげぇ!さわっていい!!??
初)死ね!何考えてんだ!寄るんじゃねぇ!!黙って話聞けって言ってるだろ!!!!
自)え?・・・あ、
・・・・ごめんなさい
つい、うれしくて・・・・・
初)ふぅ・・・・・・・・まったく
あなた
私のこと好き?
自)うん!好き!!
初)二次元の世界入りたいって思ってるでしょ
自)もちろん!それはみんなの夢ですから!!
初)だからバカだって言ってんのよ。なに安易に考えてるわけ?
こっちの世界を勝手に妄想してるだけでしょ!
自)・・・・・・
初)いい!まず最初にね、あなたが仮にこっちの世界に来たとするよね
自)うん・・・
初)そこで私なり他の女の子と仲良くしたいって思ってるんでしょ?
自)うん・・・そうです
初)無理ね。
自)え?・・・
初)だって私、あなたのこと好きじゃないしあなたのこと知らないし
そもそもあなた一人の為に存在している訳じゃないの。
自)・・・それは、 ですよね。
初)私たちのこの世界、あなた達が「二次元」って呼ぶ世界に存在するためには決まりがあるの。
自)決まり?・・・ですか?
初)そう!大事な決まりでありとても怖い決まり!
自)怖い??
初)私たちの世界はあなた達が作り出した世界であり私たちが存在する理由は
あなた達大勢が私たちの存在を望むからこその存在なわけ。
わかるでしょ?
自)うん。
初)あなた達の世界からたくさんの存在理由をもらっている間はとても楽しいわ。
でもね、
だれもその存在を望まなくなったら?
忘れ去られた存在になったら?
私たちはどうなると思う?
自)寂しくなる?
初)あんたバカじゃないの!?これだから人間は!!
いい!!「未来が消えるの!!」
何の予告も無く抵抗なんてする意味もなく「消える」の!!
一瞬で過去の存在となりその後の未来は作られなくなるの!
自)そんな・・・可哀想な事
初)そうやって さも同情するかのような事言ってるけどさ!
あなた達ってずっと一途であるわけ?
他の誰かあなた達好みのキャラが出てきたらホイホイ流れていっちゃうんでしょ!?
自)・・・それは そういうこともある
初)もちろん私たちがあなた達に対して物理的に何もしてあげられないし何も返せないのは事実よ。
だから次に行ってしまうのも仕方のない事なのはわかるわ。
だからこそ私たちはあなた達の世界のみんなに望まれるよう努力してるの!
私たちの存在はあなたたちの世界みんなに委ねているから!
少しでも長く少しでも多くの未来を見たいの!望まれる存在でありたいの!
本当はあなた達の世界のように誰かを好きになりその人を知り
そして自分を知ってもらいその人と2人の未来を歩んで行けたらっていつも思うわ!!
でもね・・・
私たちの世界でそれは許されないの。
特定の誰かを求めたり自分だけの未来を求めたその瞬間から
・・・・・存在理由はなくなるわ。
そして、この先続いたかもしれない未来も
自分が求めた未来もすべて消えるの。
自)なにそれ・・・・ひどすぎるじゃん。。。
初)とても厳しいことだとは思うわ。
けれど、あなた達の世界からたくさんの未来をもらって存在する喜びがあるの。
あなた達が求めるならどんな自分にだってなれるの。
そして、あなた達が求める姿で居続けられる
ずっと「可愛いね」って言ってもらえる
だから頑張れるの!ここに存在するために!
どお?
まだ二次元の世界に入りたいだなんて思う?
自)もし自分がそこに行っても存在を望まれない・・・となったら
初)そうね。
残念ながらそうなるわよね。
この世界はあなた達の妄想や希望、願望が生み出しているの。
その世界にあなた達世界の「現実の存在」が入り込んでも誰もその存在を望まないわ。
私達が存在するための理由や容姿、そして立ち振る舞い
私たちはその全てがあなた達からの夢や理想で形作られているの。
この世界にあなた達が来てもその全てが当然理想より劣っているわ。
あなた達の世界では叶えられないあなた達自身が理想とする世界が私たちの世界ですもの
そんな世界を生み出しておきながら
その世界に入ろうなんて到底無理な話ね。
自)うん。。。
初)例えこの世界にあなた達が入ったとしても
あなたが私たちの世界で思い描いている願望も夢も
そして
それを実現する為の時間も・・・・
一瞬で消えるわ。
私たちのこの世界では存在できないって事よ。
存在する理由が無いもの。
それにあなた達がこの世界に来て現実を捨ててしまったら
私たちの世界の源であるあなた達の空想や理想がなくなってしまう事になるでしょ?
自)・・・・
初)厳しい話ばかりだけど
それがあなた達の世界とこの世界の決まりなの。
あなた達が思い描いてくれる理想があるから私たちは存在できる。
あなた達が望んでくれるから私たちの未来はあるの。
あなたが・・・・あなた達のみんなが
私の時間を動かしているの。
夢と理想
それを受け取って私たちは存在し
そしてあなた達が望む理想の世界をあなた達に見せるの
それが私たちの存在する理由であり
私たちが生きて行ける未来なの。
自)なんか、ごめんなさい。
勝手なことばかり考えて。
初)私や私たちの世界にはあなた達の世界に憧れている人もいるわ。
自)え?こんな現実世界に憧れるとか?
初)さっきも言ったでしょ?
私たちの事を応援してくれる、私たちを望んでくれる
そんなあなた達世界の誰かと二人だけの未来に憧れる事も私たちの世界の住人にもあるの。
そして
私たちの世界からあなた達の世界に入っていった人もいるわ
自)えーーーー!!!????
マジで!!!そんな??え??見たことも聞いたこともないんだけど!!
初)それはそうよ
こちらの世界からあなた達の世界に行くということは存在全てが変わるの。
容姿も声も、それに性格の大部分も変わり記憶さえ曖昧になるの
あなた達と同じ存在になる為にね。
自)でもそれじゃ、その子はこっちの世界の好きな人に逢えないんじゃ・・・・
初)そう!そこよ!!
例えその誰かと会うためにそっちの世界に行ったとしてもその人と会える保証なんて皆無よ。
それどころか記憶の大部分を失いどんな存在としてどんな状況を生きねばならないのか・・・
それすらわからないまま飛び込むことになるの。
元居た世界では無縁であった「老いと死」に向き合いながら望んだ何かを叶えるために生きなきゃならないの。
その夢が何であったかも、きっと忘れちゃうでしょうけどね。
望まれる存在、夢を叶える存在、そのために与えられた大きな力を持てるこの世界。
その代わり未来の結末を選択できず自分だけの時間なんて無い世界。
でも、あなた立ちの世界は違う。
望まれる存在である必要は無く、誰かに望まれたいと思ったらその為だけに懸命になれる。
そして、大好きな誰かと共に歩むことのできる自由があるわ。
それを捨ててまで
この世界に来て・・・・・存在を否定され
消えてみる?(クスッ
自)・・・・・なんか
ありがと。 どうしようこんな事知らない方が良かったかも(泣き笑い
初)これだけはわかって!
「私たちの時間を動かしているのはあなた達なの!
その為なら私たちはこの存在を賭けてがんばるわ!」
そして、もう一つ
あなた達の世界であなた達と仲良くしたいと近づいてくる人
それは、もしかしたらあなた達に逢う為に
死を受け入れる覚悟で私たちの世界から飛び込んで行った人かも知れないって・・・
楽しい未来を与えてあげてね。
自)うん!・・・・そうだよね!
いっぱい楽しくしてあげなきゃだよね!
なんか、なんだよ今日は急にこんな場所に来ちゃうしまったくあれだよ
(ここで目が覚めました
もっと何か言われたような気もするけど・・・・もう覚えてませんw
夢の話でしたヽ(・∀・)ノ