
GSが発表されて、ハイブリッドの発売ももう間もなくですね。
そんなGSハイブリッドですが、トヨタのハイブリッドで初めてグリルシャッターが採用されました。
グリルシャッターはGSの場合ロアグリルの奥、ラジエターの手前に装備されていてエンジン冷却水温、外気温、車速なんかを判定してシャッターを閉じたり、開けたりしています。
これが何がいいかというと、例えばプリウス。
今日みたいに寒い日に走っていると朝の暖気が全然終わりません(暖気が終わるとエンジンは止まります)。
走行風がエンジンに当たって冷却水温を下げるため、余計に暖気しなければならず、燃費が悪化します。
ただでさえあまりエンジンを使わず、温度が上がりにくいハイブリッド。
冷たい走行風はバカに出来ません(冬場はグリルを塞ぐプリウスオーナーも多数いるみたい)。
そこでグリルシャッターを使って暖機を早め、燃費を向上させるというワケです。
(過去にはディーゼルエンジンでも採用されていたそうです)
そしてグリルシャッターにはもうひとつの効果があります。
実はBMW他のメーカーにも多数採用されていて、こちらは空力特性からくる燃費向上を狙ってます。
高速でのクルージングなど、エンジン低負荷時にシャッターを閉じてグリル付近の空気の流れを良くしているんですね。
ただこれだけの装置ですから、その分お値段が上がってしまうのはしょうがないところですね。
だから今回レクサスのGSに装着されたんでしょう。
燃費が重要なこれからは、トヨタでもどんどん採用が増えていくかもしれませんね。
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LEXUS GSの話 | クルマ
Posted at
2012/02/13 21:14:47