
先月、定期健康診断のバリウム検査でひっかかり精密検査を受けなければならなくなりました。
数年前、同じ理由で口から入れる胃カメラ検査を受けたことがありましたが、結構辛く、またあんな思いをしなければならないかと思うと憂鬱でした。
内視鏡を口から入れたときの苦しさといったら・・。
胃の検査はなかなか受診率が上がらないと耳にすることもありますが、「当然でしょ」と思ってしまいます。
病気になっているならまだしも痛くもなんともないときに、なぜこんな苦しみを味わなければならないのか、と。
でも、鼻からの内視鏡は、その苦しさを変えてくれました。私にとっては、内視鏡検査という検査自体、身近な存在にしてくれたとさえ思います。
検査前に飲む薬は、バリウムを飲むと思えばぜんぜん飲みやすく、一気に飲めます。そして次は検査室へ入ります。ベッドに横になり、鼻への麻酔が行われます。スティック状のやわらかいチューブによる麻酔で、2〜3回太さを変えて鼻の中に入ります。
鼻の粘膜で保護されたデリケート部分のすごく狭い場所を通る痛さと喉を通る痛さとでは質が違う痛さだと思いました。
「はい、じゃあそこに寝て下さい~」
クネクネとした内視鏡に、クリームのようなものを塗りながら先生が爽やかに話しかけてきました。
「喉頭内視鏡に比べると「おえ感」は少ないですからね、楽にしてて下さいねぇ」と、先生も強調します。
挿入開始。
いくら経鼻内視鏡とはいえ、やはり
、
顔から喉に行くときの直角カーブは、きついです。もちろん、これは喉からの内視鏡でも同じかと思いますが。
「はい、ごっくんして下さい~」
(ごくっ!)
たしかに、何かを飲み込んだような感じ。
「はい、もう1回ごっくん!」
(ごくっ)
おお、何か小さな「スッキリ入った感」が。
というか、入ちゃった感 というべきか。小さいのがわかります。この痛みが無かったのは不思議な感じでした。
実際、術中も会話が出来ました。そのとき「小さいので診る以外は出来ないのでは?」と聞いたところ「出来ます」とのこと。
「胃カメラ」と聞くだけで躊躇する検査ですが、ストレスやピロリ菌にも負けない胃と長く付き合うためにも
「
鼻からの内視鏡検査」
に一度トライしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、検査結果。
「ん~、キレイなピンク色で、多少 荒れてはいますが 大丈夫じゃないですかね。」
とくに問題なさそうで一安心。
さぁ、これでまたがんばるぞー!
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Posted at
2011/02/22 17:58:44