
「巌龍神社」は、遠野市内から国道283号線を西に向い、鱒沢から国道107号線を南に約4Kmの場所にあります。

「巌龍神社」は、巨大な石塔のように岩肌がむき出している「不動巌」を背にして建つ神社で、小友川に架かる赤い欄干の橋を渡り参拝します。
「巌龍神社」は、遠野の観光スポットしては、ややマイナーな感じですが、正面の山に見える「不動巌」は、岩手三景のひとつとされた歴史があったようです。
「巌龍神社」の拝殿です。
この拝殿は、1809(文化6年)に建立されたそうです。
神社は、拝殿の後ろに本殿があるのが一般的ですが、拝殿の後ろには「不動巌(ふどういわ)」がそびえており、山や、岩をご神体とする古代信仰を思い浮かべます。
「巌龍神社」のルーツは、江戸時代に開山された「巌龍山大聖寺」と言われ、「巌龍」の名は、高くそびえる岩(巌)に龍を感じた名称のようです。
拝殿で参拝した後、上を見上げて撮った写真です。
写真の上の両端に牙のある動物の彫刻がありました。
向って右は口を開けている顔を見ると、どうも狛犬を彫ったものと思われます。
漫画に出てくるオバケのような顔にも見えます
拝殿の前から見上げた「不動巌(ふどういわ)」です。
巌の中心に地層のような縦縞があり、龍のイメージにつながったのでしょうか。

近くに遠野遺産87号がありました、小さくて探すのに一苦労しました。
もう少し観光客向けに標識がほしいな。
Posted at 2011/05/19 18:05:46 | |
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遠野散歩 | 日記