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異常着火
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├デトネーション；燃焼室内に過熱した火種ができ，プラグ起点以外の
│ 　 │　　　　　　 制御されていない点火が起こる
│　　├バルブ；バルタイが悪い．具体的には作用角が大きすぎる
│　　├デポジット；燃焼室内に蓄積したすすが過熱．高低λの混在
│　　└プラグ；超高λ
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└ノッキング；圧縮圧伝播異常で局所的に異常圧縮され，変なところで着火する．
　　　　├スキッシュ；なくてもあってもダメ．最適形状じゃないとダメ
　　　　├点火時期；早すぎるとダメ
　　　　├高ε；圧縮高すぎると自己着火する．
　　　　└高λ；なんで？実は自分，高λ領域でノックが起きるメカニズムを理解してません．．．

ってところかなぁ．．．まぁこのなかで一番怖いのはバルブ起因のデトネだと思いますが．．．私，これだけは出会ったことないです．まぁ，そんなすごいカムを使ったことないしなぁ．300°超えてくるとEXバルブの冷却が追い付かなくなると話には聞きますが．

鴨川でオーバーヒートしたジョルカブ．．．エンジンオイル不足か，そもそもボアアップしたのに冷却対策していないことが問題なのか．．．．

ともあれ，鴨川の超級登坂でカリカリカリ．．．やべぇ，ヒートノックだ！とスローダウンした直後．．．もう駄目だ．このまま腰上交換．7000円だよ．．．と寂しい気持ちに．水冷エンジンに乗っていたら，オーバーヒート=エンジンブローですよね．

とはいえ，こういうのは停止するとまずい場合がほぼ100%なので，今まで登ってきた坂をそのまま下る．エンジンは冷えたらしくノックは収まった．エンジンも普通に回る．．．家に帰れるかな？どうせシリンダブロック交換するんだから家に帰るしかないだろ．

と，家に帰ると．．．うーん．．．パワーは落ちてないし，燃費も落ちてない．本日も通勤しましたがオイルも喰う様子もないしブローバイも吹かない．うーむ．．．何も問題ないじゃないか．

と，考えると，実は空冷エンジンって水冷に較べてオーバーヒートには強いはずですよね．なぜならウォータージャケットがないから．ウォータージャケットがないってことはブロック内筒の剛性がめっちゃ高いはず．そしてエンジンの性能の73%はシリンダ内筒の真円度を如何に保つか．というわけで，これで良いじゃんって事ですね．九死に一生を得た感じです．流石，世界のカブエンジン．丈夫ですね．

さて．．．問題があったからには対策せねばいけません．
問題は冷却不足か，オイル不足か，それともλ値か．．．オイルは入れましたし，λ改善に#78ジェットを着けました．が，冷却の問題はまだ分かりません．とはいえ夏に向け冷却対策は必至な気もしますが．．．

空冷エンジンの冷却対策
１．エンジンに空気を当てる
２．オイルクーラー
３．輻射熱の活用→エンジンを黒く塗る

かなと思うのでまずはエンジン回りの空力を悩みますかねぇ．オイルクーラーはオーバークールも招くし油圧も下がるし，そもそもパーツメーカーの策略に嵌ってる気もするのでので最終手段にしたい．．．