柘植久慶氏著
「
詳解 戦争論―フォン=クラウゼヴィッツを読む」
中公文庫
クライゼヴィッツの戦争論といえば、戦争を論じるなら必読といわれる書。
近代戦争史が専門と称している自分ですが、直接読んだのは初めてです。
内容は・・・、難しい(笑
この本は「戦争論」を和訳して、著者が実例を用いつつ詳細な解説をする内容。
さすがに戦争哲学の名著と言われるだけあって、その学説の根本は現代にも通用する内容です。
ただ、細かい内容はナポレオン時代のものなので、それを前提で読めない人間は、「戦争論」は駄作という表現をするようですね(笑
自分が読んだ感想としては、今の日本に対して警告を発しているような表現が多く、あ~確かにそうだ、うんうん、と感じる箇所がたくさんありました。
とくに戦争計画について書かれている部分などは、平和ボケした日本人には耳が痒いところかと・・・。
とはいえ、この部分はさすがに内容まで出して説明すると、左の人や特亜大好きな人から戦争容認とか帝国主義とか非難されそうなので、気になる人は読んでみて下さい。
Posted at 2011/08/05 22:51:46 | |
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