自分の子供に対してとにかく本物を見せる機会を作ることを心掛けていました。生まれたときから食器や包丁すべて本物を使わせました。グラスも手荒く扱うと割れることを教え、包丁も使い方を誤るとけがをすることを教えました。グラスや食器を落として割ったこともなく、包丁やナイフで手をきることもありませんでした。パソコンも使う前に手を洗い、同一平面上より上に飲み物を置かないというルールだけ作り壊れてもいいから自由に使わせました。幼いころから美術館で本物の芸術作品をみせ、いかにコピー(作品集)と本物が違うか説明してやりました。僕が進学するとき、わがやは貧乏でしたが、父親が「上京して本物を見て来いと」渋る母親を説得してくれて、4年間の時間を与えてくれました。就職してもことあるごとに、上司が本物を見る機会を作ってくれました。車は本物を試乗という形で味わえるのがいいことだと思います。とにかくなんでも本物はいいですね。