映画を紹介するとか、そんな気は毛頭有りませんw
少し前に、車が出てくる映画が話題になったので、改めて車の出てくる映画をカルトな視点で見てみる気になりました。
今回のお題はこちら!

「栄光のル・マン」1971年 製作・主演 スティーブ・マックイーン
内容は1970年のル・マン耐久レースをベースにしたドキュメンタリー映画?です。
日本ではそこそこ有名ですが、ドキュメンタリー性が強すぎて興行的には失敗しました。
言い換えれば、内容は無視して車に集中して見れます。
ストップしたり、巻き戻したり自由自在ですねw
当たり前ですが、時代が時代ですからCGなど一切ありません。
またドキュメンタリー仕立てなんで、当時のレース場の周りや町並みの中にレアな車達が登場します。
そんな所も車好きには見どころかと思います。
実際のレースシーンが各所に見られますが、ポルシェ908/2(29号車)にカメラ3台を積んで実際のレースに参戦させて撮影しています。(24時間走りきりましたが周回不足で完走にはなりませんでした。)
ル・マンでは色々なクラスが混走しているので、ポルシェ911、914、コルベットなど一般車ベースの車も見受けられます。
クラッシュシーンや競り合ってるシーンは、S.マックイーン所有のポルシェ917Kを含め20台以上のレースカーを使って別撮りしています。
(撮影カーにまでフォードGT40のルーフを切って使っているそうです。)
また運転には現役のレーサーが多数参加しています。
(クラッシュシーンは無人の車をリモコン操作しているそうです。)
私的に気に入ったのは、レース後半ポルシェのピット作業は中々そそります。
リアのロアアーム?が折れて交換しているようですが、実際の手順らしいので写真で見る構造以外のことがわかったりします。(マフラー外してロアアームにアクセスするとか)
また、70年のル・マンには日本製のエンジンが初めて参戦しています。
作中に出ているか確認するのも面白いですねw
(マツダ製10A型ロータリーエンジンがシェブロンB16(車番48)に搭載されて参戦、予選40位、決勝リタイヤ)
こんな予備知識や、当時のレギュレーションなど下調べして改めて鑑賞すると結構面白かったりします。
公開当時、「途方もないジョーク、800万ドルをかけたマックイーンのホームムービー」とか言われた映画も時代が経って改めて見ると、一味違った印象です。
Posted at 2011/02/04 01:08:11 | |
トラックバック(0) |
映画? | 日記