ジウジアーロの自転車　モンテカルロ

くだらないネタですが…　ピンボケ写真ですいません。

自動車のデザイナー（個人）としては、世界で最も有名で、最も名作（一部迷作アリ）が多い人、ジョルジェット・ジウジアーロって日本の自転車もデザインしていたことを知らない人もいるかもしれません。（…昔のことなので）
ブリジストンの自転車を手掛けていたのですが、知っている人も「ブルゾン」という名作（一部では迷作との評価も）の方が多いと思います。…自分は今欲しいです。

その昔、子供向け大径スポーツチャリで、フラッシャーライトやブレーキランプで過剰にデコレーションされたチャリが流行った時期がありました。（30年くらい前…）果てはリトラクタブルヘッドライトやH型シフトなど、実用性皆無でガラパゴス化が進んでしまったものなんですが、その手の大径スポーツチャリをジウジアーロがデザインしたことを知っている人は多いのでしょうか？　まぁその人は確実に30代後半以上の年齢でしょう。
週刊少年ジャンプやマガジンなどには広告が載っていたので自分も存在は知っていましたが、そのデコレーションチャリのブームが終焉を迎えつつある所に出たもんで、売れたかどうかは知りません。

そいつに突然出会いました。

渋谷センター街入口近くで…

ゴミゴミしたところではありますが、それでも若者ファッション発信地の渋谷、代官山、青山、原宿などのど真ん中あたりですから、最近コジャレ自転車乗りから引っ張りダコのピスト系チャリが幅を利かせているエリアです。写真には写ってませんが、このチャリの周りも半分くらいがそうでした。

この個体の恐ろしいところは異常に程度がいいんです。デッドストックって感じで。
樹脂部分の綺麗さ、クリアの透明度が異常でした。
このチャリの持ち主は「分かってる」人なんでしょう。ひそかに鼻高々で乗っているんでしょうね。
大多数の人はスルーでしょうが…。

だからこそ持ち主を見つけて「すごいっすね！メチャメチャきれいじゃないですか！」
と声をかけたかったです。
…自分は今欲しくないですが…。