
SSS-R
ラリー競技参加を主眼として、ラリーバージョンの「SSS-R」を設定。オーテックジャパンが開発し、日産自動車で製造、NISMOで販売された。「ATTESA」を搭載したフルタイム4WD セダン1800ツインカムターボSSS ATTESA LIMITEDを基本としており、エアインテークが設けられた専用エンジンフードが外観上の特徴。国内JAF競技用ベース車という性格からロールバーが標準装備であり、トランスミッションもクロスギヤレシオ化されている他、様々なラリー用オプションがNISMOから用意された。
エンジンは、ベースとなったCA18DETにチューニングを施したCA18DET-Rを 搭載。CA18DET-Rは、A/Rを標準車の0.64から0.89の高速高出力型としたギャレット製T25型タービンを採用、圧縮比を標準8.5から 8.0に下げて最大過給圧を600mmHg(レギュラー使用時500mmHg)から690mmHgまで上昇させることで、標準 175ps/23.0kg•mに対して185ps/24.5kg•mの出力を誇った。また、カムのオーバーラップ増やステンレスエキゾーストマニホールド、コスワース社製の専用鍛造アルミピストンの採用など、特筆すべき点が多い。
ボディタイプは4ドアセダンのみ。定員2名(後に定員4名仕様追加)。
価格は東京地区標準275万円。一見、基準車の284.5万円より安いが、競技車両としての使用を前提としていたため、保証が標準車と一部異なる 他、装備内容も最廉価グレード1600LEとほぼ同等まで省略されている。というより、シート、ステアリング等は1600LEと共通である。スペックとし てはそのまま競技使用も可能であったが、厳密にはそれらをユーザーが交換する必要があった(そのためにNISMOオプションが用意されていた)。外観で は、コーナーリングランプがないため1600LEと共通(ブラックアウト処理)となっている一方で、1600LEでさえも標準のフェンダーマーカーの点灯 機能が省略されていた他、定員4名仕様車の後席座面等、標準車と異なった部品が用いられていた。
基準車からエアコン、オーディオだけでなく、パワーウインドウや集中ドアロック等徹底的(最廉価グレード同等またはそれ以上)に装備を簡素化・省略 したSSS-Rを、そのままで日常の使用に供するのは現在でなくとも、当時でさえ相当にスパルタンであった。これらのことから、SSS-Rが、同じく競技 使用を前提とした同時期のBNR32スカイラインGT-RやRNN14パルサーGTI-Rとは、かなり異なった位置づけであったことがうかがえる。
SSS-Rは、受注生産車として月産10台程度販売された。後期SSS-Rの販売台数は前期に比べてもごくわずかであり、前期よりも更に希少と言えるが、エンジンは同時期に販売されていた4連スロットル採用のRNN14パルサーGTI-R(230ps/29.0kg-m)と異なり、標準車と共通のSR20DET(205ps/28.0kg-m)であるため、前期型に比べて注目度は高くない。
WIKIより
写真は前期型で、うちのが後期型です。
ちなみに、SR20DETってノーマルで220馬力もあるんですね。
Posted at 2010/03/10 23:03:02 | |
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