
共に暮らしたご経験のある方ならお判りだと思いますが、
それはペットというよりも家族です。
我家の様に子供がいない家庭ではなおさらでした。
昨年の9月、11歳で亡くなり今日で1周忌になります。
我家へ来たのは生後2ヶ月前でした。
当然ながら、我家はこの小さな「破壊王」により惨憺たる状況へ変わりますが、
まぁ元気な証拠だから仕方ない、と諦め。(愛猫家さんなら判りますよね?)
予想どおり、去勢してからは随分大人しくなりましたが、
まったく人見知りしない性格で近所や友人からも可愛がられました。
個人的にも、身体障害と世間様とのギャップに悩む私をいつも×2癒してくれました。
ただ、
私は間違った考えをもっていたかもしれません。
「この子は永遠に居てくれる」のだと。。。
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昨年6月、急に元気がなくなったのが気になり病院へ連れて行くと、
「肥大型心筋症」との事。
メインクーンには比較的多い病気だそうで、有効な治療法は無く投薬による延命しか望めないと。
医師アドバイスでは、
非常に苦しい病気でもあるので延命の他、「もう一つの選択肢」もあります。と。
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私は、必死に生きようとするこの子を前に迷いはありませんでした。
以降、投薬の為に毎日欠かさずの通院治療となります。
(定休日でさえ対応してくれた獣医さんに感謝。)
しかし、
日に日に痩せ細り、苦しんでいる我が子を見るのは忍びなく、罪悪感がありました。
健康時は7kgfあった体重(肥満では無く、こーゆー猫だそうです)も、
ついに3kgfを下回るまで落ちてしまいました。
昨年9月、再度医師から「これ以上の延命は苦痛の方が多い」と宣告。
自宅へ帰り、苦渋の決断をしなければならないとカミさんと相談。
「今まで本当にありがとう、苦しい思いをさせてすまなかったね。」
と愛猫に告げた翌日、9/28に亡くなりました。
本当に、眠りに付く様に天国へ逝きました。
せめてもの償いと厳粛に葬儀し、今も彼のお気に入りの場所に仏壇を供えてあります。
とても人なつこく好奇心旺盛だった愛猫 「拓郎」 でした。
※愛猫家の方へ
縁起でもないブログで申し訳ありません。どうかお許しを。

Posted at 2010/09/28 08:39:28 | |
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