十数年ぶりに晩秋の笠森観音を訪ねてみました
笠森寺は、房総半島のほぼ中央、長生郡長南町にある天台宗の古刹で、国の重要文化財にも指定され、本尊が十一面観音であることから「笠森観音」と呼ばれています
歴史は古く、1200年以上前の延暦3年に最澄により開基されたとされ、特に安土桃山時代に再建された岩の上に立つ観音堂は、四方懸造り(しほうかけづくり)という、日本で唯一の建築様式だそうです
似たような構造で有名な「清水寺の舞台」が、(こちらは「懸造り」だそうですが、)笠森観音とほぼ同じ時期に開基されたことも興味深いお話しです
[上総笠盛寺岩作り観音:【千葉県立中央博物館蔵】]
この浮世絵は、二代目歌川広重作で安政6年に出版された「諸国名所百景」の1枚ですが、大岩の上にそびえ立つ観音堂がかなりデフォルメされて描かれていて、四方懸造りの威容に当時の人々も驚きをもって接していたことがよく伝わってきます
それにしても、江戸の絵師の斬新な画法と鋭い感性、改めて感心させられてしまいます
今でも、大岩の上に立つの「四方懸造り」の観音堂はなかなかのもので、
紅く色づくモミジとともに京都清水の舞台に勝るとも劣らないみごとなものです
自宅からから車で約40分、晩秋の笠森観音は、千葉の遅い紅葉と歴史が楽しめる小生お気に入りスポットです
ところで最近、行動範囲が狭くなってきたような気がするなァ~
本年もよろしくお願い致します
Posted at 2026/01/04 17:11:28 |
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