4番目の愛車は、中古の初代シビック(SB1)でした。
初めてのFF車で グレードはややスポーティな「GL」です。燃費がいいとの評判と「ミニを凌駕するコーナリングに英国人が舌を巻く!」という、カー雑誌の記事を見て買いました。
当時の乗用車では珍しい2ボックスの台形ボディが特徴で、踏ん張り感のあるデザインとクロームメッキの頑丈そうなバンパー、リアウインドートリムがお気に入りでした。大衆車ながら、ミニのようなクラスレスの雰囲気(ホメすぎ?)もありました。
エンジンは、1,169ccの電動ファン付OHC水冷直列4気筒、最高出力は69馬力と非力ですが、トルク特性がフラットで扱いやすくCVCC前のエンジンはよく回り、回転落ちも早く、車重も600キロ台と軽かったため、けっこう楽しめました。
足回りは、前後ともストラット式の4輪独立懸架。
ただ、“積極的な走り“が災いしたのか いろいろ故障もありました。
峠道でウオーターポンプが大破、振り返ると道路に散水車が通ったような帯が。
クラッチワイヤーケーブルの鐙(あぶみ)の破損。
信号ダッシュでのタイミングベルトの断裂。( さすがにこれはSFのお世話に)
ブレーキパッドの減りも早く、5,000キロぐらいで交換 etc...
今の純正部品では考えられませんが、懐かしい思い出です。
カスタムは、鉄チンのワイドホイールとシビエのスポット。
それから「モスグリーン」だったボディの“全塗装”です。
友人からコンプレッサーを借り、天気の安定する正月休みに、無謀にも近所の空き地で「赤(ソリッド)」への塗り替えを決行。多少ほこりが付いたりしましたが、みがき仕上げでごまかして何とかものになりました 。ソリッドの塗料は扱いやすいです。
木目調のパネル越しの視界は かなり開放感がありました。
ペダル類は左にオフセットされていたが、センターコンソールがないので足元は広々としていました。
ミッションは4速マニュアル、ステアリングはパワーアシストなしですが、重くはありませんでした。
スノータイヤ(当時スタッドレスはなかった)に履き替え、よくスキーに行きました。
土曜の夜に出発して、現地で仮眠、翌朝リフトが動くのを待って1日中滑り、リフトが止まると帰路につくという、“安上がり強行軍” パターン。行きも帰りも夜の雪道ですが、そこはFF車、リアが流れてもアクセルワークでコントロールする、楽しい走りを堪能できました。
クラッチケーブルの破損はこの時で、道端に落ちていた針金で応急処置をして無事生還することができました。いい思い出です。
シビックSB1! タックインで曲がるコーナーの面白さを教えてくれた愛い奴です。
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Posted at
2024/08/13 08:06:43