ウータンだよオエのブログ一覧

すっかり春らしくなった陽気に誘われ、「濃溝（のうみぞ）の滝」を見に
房総半島 小櫃川上流の清水渓流広場を訪ねました　



道すがらの房総丘陵の山々は、一斉に芽吹きはじめ 色とりどり
まさに新緑の競演！ この時期の山は生命感にあふれ いいものです　



駐車場に車を止め、新緑の中、木道を少し歩くと
目指す濃溝の滝が姿を現しました



どことなく神々しくも見えます

濃溝の滝は、地元で「亀岩の洞窟」と呼ばれる洞窟の中にある小さな滝ですが
実はこの景観、「川廻し（かわまわし」といって、江戸から明治にかけて
上総の山里の人々の手によって人工的に造られたものです

山の中を蛇行する川のくびれた所にトンネルを掘り ショートカットして
干上がった川底を田んぼや畑として使う、いわば生業から生まれた景観で
耕地の少ない山里に暮らした先人たちの苦労がしのばれます



今では、洞窟に差し込む光がハート型をつくりだすことが話題になり
若いカップルの聖地にもなっていて、時代の移り変わりを感じます

残念ながら、ハートは見られませんでしたが
紅葉の時期も良さそうなので、また来ようと思います

一足早い春をさがしに、南房総へドライブに出かけました
蘇我インターから館山道を南下、房総スカイラインを経由して鴨川に抜け、
白浜に向かう海岸線ルートでフラワーラインを目指します



途中、白間津の「お花畑」に立ち寄り
キンセンカやストック 春の花々と青い海が織りなす絶景を堪能
まだ２月というのに県北とは大違いです 千葉県は広い！



白浜の灯台も散策　南房総の海、ほんとにきれいだなぁ～



いよいよ目的地のフラワーライン
相浜あたりから平砂浦沿いの景色が一番のおすすめで、
菜の花の黄色いラインがバニシングポイントに続くさまは圧巻です

10代の頃からバイクでよく来た道ですが、どこか大陸的な雰囲気があって、　
気分は、映画イージーライダー Steppenwolf の Born To Be Wild！でした

歳を重ねた今は、白浜音頭の『房州白浜よ～ホエ 住みよいところよ 〔オッサ〕
真冬 菜種のサ コラショ 花ざかりよ～〔そらほんとかよ〕』が一番しっくりきます

フラワーラインは、昔も今も小生お気に入りの思い出スポットです

南房総の春を満喫し、仕上げは、保田漁協直営の「ばんや」で
朝とれた新鮮な魚をつかった遅めのランチをいただき、帰途に就きました

混雑する年末年始や 節分の時期を避け、
電車に乗って 成田山にお参りに行きました

新勝寺への参道は いにしえからの佇まいで、
どこか懐かしく 落ち着いていいものです

名物のうなぎ屋で熱燗を一本つけてもらい、
しばし浮世を忘れ、古き良き日本を味わってまいりました
（うなぎ、何年ぶりかなぁ～(笑) ）

この景色は、鹿野山の頂からの眺めで、
九十九谷（くじゅうくたに）と呼ばれています
幾重にも連なる上総丘陵の山並みと 眼下に広がる雲海とのコラボは、
まるで墨絵の世界で、ふるさと千葉の自慢のひとつです

元旦の昨日、能登半島を震源とする大きな地震がありました
被災地の皆様のご無事を只々お祈りするばかりです
災害列島と呼ばれ、古来より、美しくも天災の多い日本の風土
そんな中にあって、助け合い、
逞しく、心豊かに営みを続けてきたのが我々日本人です
どうか少しでも早く立ち直り、穏やかに過ごせる日々が来ますように

　
春らしい陽気に誘われ、
久しぶりに散歩に出かけてみました



途中の遊歩道は桜吹雪の真っ最中
さすがに入学式までは持たないだろうなあ、と考えながら、
四季のある国に生まれた幸せをかみしめました

歳を重ねるごとに桜が好きになる、という説はどうやら本当のようです