すっかり春らしくなった陽気に誘われ、「濃溝(のうみぞ)の滝」を見に
房総半島 小櫃川上流の清水渓流広場を訪ねました
道すがらの房総丘陵の山々は、一斉に芽吹きはじめ 色とりどり
まさに新緑の競演! この時期の山は生命感にあふれ いいものです
駐車場に車を止め、新緑の中、木道を少し歩くと
目指す濃溝の滝が姿を現しました
どことなく神々しくも見えます
濃溝の滝は、地元で「亀岩の洞窟」と呼ばれる洞窟の中にある小さな滝ですが
実はこの景観、「川廻し(かわまわし」といって、江戸から明治にかけて
上総の山里の人々の手によって人工的に造られたものです
山の中を蛇行する川のくびれた所にトンネルを掘り ショートカットして
干上がった川底を田んぼや畑として使う、いわば生業から生まれた景観で
耕地の少ない山里に暮らした先人たちの苦労がしのばれます
今では、洞窟に差し込む光がハート型をつくりだすことが話題になり
若いカップルの聖地にもなっていて、時代の移り変わりを感じます
残念ながら、ハートは見られませんでしたが
紅葉の時期も良さそうなので、また来ようと思います
Posted at 2024/04/28 23:26:35 |
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