• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

αdのブログ一覧

2015年06月25日 イイね!

Z32と彼女と青春

※10年前のブログから転載したものです

フェアレディZは10年近く乗ったので、私の脳裏にこびりついて離れない。
アクセルを踏めば、軽快に走り出し、並んでいた他の車は、あっという間にバックミラー越しに豆粒になった。
ギアを3速から4速に入れる時の独特の癖。ハンドルの重厚感。マフラーの重低なサウンド。

当時付き合った女性達を助手席に乗せ、今は戻らない最高のひとときを一緒に過ごした。
我が愛車Z・・・。

まるで、昔の彼女を懐かしむかのように、今脳裏に蘇る。

Zは知っている。最愛の彼女との別れも、満天の星空も、水平線に浮かぶ夕日も。
Zは私に乗られて幸せだったのだろうか。
少なくとも私は幸せだった。
ありがとう我が青春のフェアレディZ。

Posted at 2015/06/25 01:13:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月25日 イイね!

わが青春のZ)トラブル編 ヤクザ⑤完

※10年前のブログから転載したものです

それからどうやって家にたどり着いたのか、よく覚えていない。
身体は睡眠を欲していた。

喉や胃に違和感がある。
どうやらガラスを飲み込んでしまったようだ。
風呂へ入り、天井を仰ぎ目を瞑る。
このまま眠ってしまいたい欲望をなんとか抑え、風呂を出て布団へもぐりこんだ。

それからの警察との細かいやりとりはよく覚えていない。しばらくして検察庁から呼び出しがあり、そこで検察官に事情聴取されたのをぼんやりと覚えている。

数日して、チンピラどもの組長が弁護士を寄越した。
話が分かる組長らしく、愛車Zの修理代を全額負担するという。
まあ当たり前の話だが、こちらの提出した修理見積もり代およそ100万円をキャッシュで払うそうだ。
東京のどこだかの弁護士事務所まで足を運び、分厚い封筒を受け取った。

金(示談金)を受け取った時点で、やつらと関わるのはもうやめようと心に決めていた。まあ痛み分けだ。
警察としては、ヤクザが民間人を巻き込んだ事件だったため、最後まで戦うことを進めてきたが、もう面倒くさくなってしまっていた。
結構、引き止められたが、決心は揺らがなかった。
結局、やつらが起訴されたのか、不起訴だったのかそれも不明だ。

それにしても修理を依頼した日産ディーラーも驚いた事だろう。
「車vs車」ではなく「車vs人」であれだけ車の方が壊されたのだから。

あの事件はなぜ起きたのか?今思い出しても首を傾げてしまう。
最後まで戦うべきだったのだろうか。
今も答えは出ていない。

Posted at 2015/06/25 01:08:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月25日 イイね!

わが青春のZ)トラブル編 ヤクザ⑤

※10年前のブログから転載したものです

なにをやったかって?
俺は何もやってない。
やつらが突然、何の前触れも無く襲ってきたのだ。

警察官の瞳の奥に宿る疑心に包まれた光を見つめながら、そう返した。
「やつらも馬鹿じゃない。それ相応の理由があるはずだ」
年配警察官はなおも食い下がってくる。

私は友人と入れ替わりで「取調室」の硬いパイプ椅子に腰掛けていた。
昔、刑事ドラマで見たとおりの光景に、はじめのうちは感動していたが、それも失せ、今はただ、一刻も早く家に帰り、身体と心の休息を望んでいた。

話によると、相手は全国に名の知れた団体傘下の組に所属する組長のボディーガード(チンピラ)と組員らしい。
覚せい剤やシンナーを使用していた形跡もない。
なおさら、こちらが何か挑発でもしない限り、奴等も手を出す筈が無いというのだ。
だが、心当たりが無い。

「まてよ」
ふと脳裏に、数時間前の悪夢の前の情景がよぎった。
ナンパ目的で、夜の繁華街を車で流していた。
路地をくねくねと入り、狭い一方通行路に差し掛かったとき、対向から黒塗りのベンツが逆送してきた。
私はその非常識な車に一瞥をくれた。というよりガンをくれたとでも言うべきか。
「ひょっとして、それか?」

憶測に過ぎないが、例えばそのベンツに兄貴分が乗っていて、下っ端のチンピラに指示したのでは。
それ位しか心当たりが無い。

だが、そのことはなぜか言う気になれず、知らぬ存ぜずを貫いた。
年配警察官もこれ以上、得るものは無いと思ったのだろう、お役目ごめんとなった。
車は署で預かること、今後の事は後日連絡すると言われ、私は友人とガランとした警察暑を出た。
既に空は白みかかり、朝の喧騒が街を支配していた。

つづく
Posted at 2015/06/25 00:39:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月25日 イイね!

わが青春のZ)トラブル編 ヤクザ④

※10年前のブログから転載したものです

愛車Zはレッカーで警察署に運ばれていった。
ヤクザ達を乗せたパトカーはいつの間にかいなくなっている。

パトカーで連れて来られた警察署の1階フロアは、当直の警察官がちらほらと居るだけで、人気が無くガランとしている。
少し奥まった階段を上り、案内された2階の部屋に札がかかっている。
「捜査●課」

あれからどれ位の時間が過ぎたのだろう。時計を見ると夜の11時を回っていた。
友達とは別々にされ、向こうは取調室で事情を聞かれている。まるで、刑事ドラマにでも出てくるような部屋を見回していると、椅子を勧められ、先程の年配の警察官が顔を覗き込んでくる。

話によると、たまたま渋滞の車列にパトカーがいて、一部始終を目撃していたそうだ。
そこから無線で連絡が入り、何人もの警察官が飛んで来たのだ。
運が良かったのか悪かったのか。もの思いに耽っていると突然、それまでは名前や住所などざっくばらんにメモを取っていた年配警察官の目が光り、こちらをマジマジとを見つめながらこう切り出した。
「それで御宅は何をやったの?」

つづく

Posted at 2015/06/25 00:35:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月25日 イイね!

わが青春のZ)トラブル編 ヤクザ③

※10年前のブログから転載したものです

外に転がり出ると、後ろは大渋滞。でも誰も止めようともせず、傍観者に徹している。
そりゃそうだ。自分だってこんな状況に出くわしたら、見て見ぬ振りをするだろう。
大男は屋根の上で、相変わらずTバールーフのガラスを破壊している。兄貴分はいつのまにか助手席に周り、車内にいる友達の頭を小突きだした。

「お前ら誰を相手に喧嘩してるか分かっとるんやろなぁ」
ドスの効いたドラマで聞いたようなセリフを吐きながら、睨みつけてくる。
冗談じゃない。一方的に理不尽にこっちがやられているだけじゃないか。

「おう上等だ。こっちも●●の看板しょってるんだ」  ※●●は空手の団体の名称
〔当時、私は実戦空手(いわゆるスポーツ空手とは違う)を習っていたが、その当時は茶帯であった~残念(今はもう辞めてしまったが、一応初段までいきました)それでも全盛期の自分でも当然かなわない相手〕
いくら空手を習っているとはいえ、やはりこういう場に立つと足がすくむ。啖呵を切ったものの、内心はビクビクものだった。

その時、遠くの方から警察官が5~6人程走ってくるではないか。たちまち男たちは警察官に捕らえられた。兄貴分は観念したものの、大男は抑えられながらも激しく抵抗している。やがて観念したのか、後からけたたましいサイレンを鳴らしながら到着したパトカーに押し込まれていった。

「大丈夫ですか?」
年配の警察官が話しかけてくる。
「ええ」
声を振り絞り、改めて我が愛車Zを見た。パトカーのライトのスポットライトを浴びたZは、ボンネットがひしゃげ、ガラスというガラスは地面に飛び散り、まるで、事故に会ったかのように無残な姿をさらしていた。
自分はと言えば、粉々になったガラスを頭から被り、そのガラスを飲んでしまったのか、胃にゴワゴワとした違和感があった。手や腕も何箇所か出血し、全身に虚脱感が押し寄せていた。
「兄ちゃん大丈夫か?」
対向車のトラックの運ちゃんが身を乗り出し、声をかけてくる。
「ああ」
間のぬけた返事をしつつ、ふと、今さら声をかけられてもなぁなどと独りごちながら相棒の方を見ると助手席で呆然と虫の抜け殻のようになっていた。
「大丈夫か?」
「・・・」
無理もない。訳も分からず、とんだ災難に遭ったのだ。
「すいませんが、署までご同行願えますか?」
先程の年配警察官が慇懃な面持ちで言った。

つづく

Posted at 2015/06/25 00:21:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「また傷つけられた・・・」
何シテル?   10/17 23:05
取り付けは全てショップ任せ。 世間ではそれを「他力本願」といいますね。 ↓↓Yahoo!辞書より引用↓↓ 『何事も他力本願では成功しない』 You ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2026/1 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

愛車一覧

トヨタ アルファード トヨタ アルファード
これからコツコツ弄れたらいいのですが・・・
日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
過去所有のインパルフルエアロを組んでいたZ32です。NAでしたが、マニュアルだったので珍 ...

過去のブログ

2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation