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2018年06月29日

ヒストリックカーを作ろう(フェラーリ312B) その③

ヒストリックカーを作ろう(フェラーリ312B) その③ こんばんは。(^_^)

今日は一日雨の香川でした。

週刊ジャガーEタイプは来週から再開の予定で、今週もフェラーリ312Bの製作状況を載せたいと思います。

スローペースでなかなか進んでませんが…(^_^;)

前回はここまで仕上がってます。




前回、モノコックにバルクヘッドを組み合わせたので、引き続きフロントのサスペンションを組立てます。

これはフロントブレーキです。




ロアアームとステアリングロッドとアップライトを組み合わせます。



続いて、フロントのラジエターを組立てます。
ラジエターにはエッチングパーツのメッシュを貼っています。



フロントラジエター周りの配管です。
ラジエターのホースはメッシュパイプに交換し、ジョイントは六角プラ棒で自作しました。
その他、キットに入っていないホース類を追加しています。



ラジエターを取り付けたところです。




これで一先ず、フロント周りは仕上がりました。
カウルを取り付けたところです。




ただ、このカウル、一度取り付けると外すのが困難なようで…(^_^;)





破損防止のためには外さないほうが良さそうです。(´・ω・`)

カウルを被せるとバルクヘッド周りがあまり見えないのが少し残念ですね。


続いて、この車の一番の見どころ、エンジンを組立てます。



312Bの車名の由来となった、3L、12気筒、そしてBOXER(ボクサー)。
フェラーリ伝統の水平対向12気筒エンジンです。
この時代のスタンダード、フォード・コスワースDFVに比べると大きいですね。



エンジンはフラットアルミで塗装。
後方はフェラーリ製縦置きトランスミッションです。
此方は、チタンゴールドで塗装しました。

続いて、エンジンパーツ。
先ずはスロットルプレートです。



キットではプラの突起部に、フューエルチューブを差し込むようになってますが、細いチューブに代えるのに加えて、強度と見た目アップの為に、突起を切り落とし、ピンバイスで穴を開けます。



そして、0.55㎜のステン線を差込みました。
スロットルプレートは、メタリックグレーで塗装しています。



エンジン本体にスロットルプレートを取り付けます。




続いてエンジンの補記類です。
先ずはフューエルインジェクション。
同じように、ステン線に置き換えます。





続いてディストリビューター。
プラグコードも細い線に置き換えます。



まだここまでしか出来ていませんので、今日はここまでですが…(^o^;)

モノコックとエンジンを組み合わせてみました。



このフェラーリ312Bの特徴の1つが、エンジンのマウント方式。

モノコックに直接マウントし、エンジンをストレスメンバーとするのとは少し違い、コクピット後方に水平に伸びた梁に水平対向エンジンを吊るすようになっています。



この梁の部分は燃料タンクになっているようで、この上にリアウイングを取りつけるようになっています。

なかなか独創的な構造ですね。(^-^)


この他、今日はもう1つ。

僕もスバルの水平対向エンジン搭載車のオーナーと言うことで、フェラーリの水平対向12気筒エンジンには非常に興味がありますが、御存じの方も多いかと思われますが、厳密に言うとフェラーリの水平対向エンジンはボクサーではなく、180度V12気筒エンジンと呼ばれています。




右がスバルやポルシェが採用している、ボクサーエンジン。

左右対称なピストンの動きがボクシング選手のグローブを打ち合わせる様子に似ることから、ボクサーエンジンと呼ばれています。




それに対して、左が180度V型エンジン。
ピストンが反対に動くようになっています。
ボクサーエンジンはクランクピンが左右別になっているのに対して、クランクピンを左右で共有しているのが特徴です。

下の動画ではボクサーエンジンと180度V型エンジンの違いが分かるかと思います。



水平対向12気筒では、片側6気筒で一次振動・二次振動・偶力振動ともバランスするので、あえて複雑なボクサーにしないほうが軽量でコンパクトに作れるとのことで、180度V型エンジンを採用するのが多いようですね。

因みにこの他の採用例として、365BBからテスタロッサ系のフェラーリ市販車。



同じF1エンジンでは、ブラバムに搭載されたアルファロメオ水平対向12気筒に、ジオットキャスピタに搭載された、スバルモトーリモデルニの水平対向12気筒エンジンがあります。



スバルと言いながら、実際はボクサーエンジンではなかったようですが…(^_^;)




それでは。\(^_^ )




今回もフェラーリ365GTBとのコラボです。\(^_^ )




ではもう1枚。\(^_^ )





それでは皆さん、今週もあと少し頑張りましょう!( ̄∇ ̄*)ゞ
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Posted at 2018/06/29 22:10:51

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この記事へのコメント

2018年6月29日 22:40
こんばんわ~🌠

ブレーキの感じが、なんだか凄いですねぇ。🤔
コメントへの返答
2018年6月30日 0:31
こんばんは。(^_^)

コメントありがとうございます。
ブレーキはディスク面がエッチングパーツになっているので、質感はありますよ。(^^)d

あと、ローター部とハブは違う種類のシルバーで塗り分けて、少し変化を付けてます。
同じシルバーでは単調になってしまいますから。

2018年6月29日 23:41
コメント失礼します。
最後の180度V12エンジンのくだり。
昔会社の車にチョー詳しい先輩に解説されましたが、その頃はチンプンカンプン?
あらためて解説されると解り易いです。
なんというか全然違うエンジンみたいですね。
コメントへの返答
2018年6月30日 0:44
こんばんは。(^_^)

コメントありがとうございます。
僕も知ったのは近年ですけど、片側が4気筒以上だと180度V型のほうが良いようですね。

低重心と言うメリットは共通ですけど、実質的には全く違うエンジンですよね。
2018年6月30日 1:44
初めまして、コメント失礼致します。
お友達の「いいネ!」からお邪魔しました。
いや~素晴らしいモデリング技術ですね!感服致しました。
このキットは発売当初に組立てた事があり懐かしく拝見させて頂きました。
1/12のF1、何時か機会があればですが参考にさせて頂きます。
良いものを見せて頂き有難うございました。
コメントへの返答
2018年6月30日 9:03
おはようございます、はじめまして。(^_^)

コメントありがとうございます。
いえいえ、技術的にはまだまだですから。
出来るだけ綺麗に作ろうと努力してますけど、間近で見ると粗もありますので…(^_^;)

50年近く前のキットですけど、さほど問題もなく作れるのは、タミヤですね。

1/12のコルベット製作されてましたね。
素晴らしい仕上がりだと思います。
フェラーリ以降も1/12のF1を作ろうと思いますので、これからも宜しくお願いします。(o^・^o)
2018年6月30日 6:36
おはようございます。
折角きれいに作っても見えなくなるのは本当に残念なのですが、
部品の置き換えによる見栄えの良さは、オリジナルとは、
また違った雰囲気が有り、気品として現れますよねっ(^^)v

作者の製作に対する意気込みが感じられます。
時間をかけてじっくりと作りこまれてください。

スバルは本当のボクサーエンジン。

高回転になるほど静かになる、
素晴らしいエンジンだと思います(^^)v

コメントへの返答
2018年6月30日 9:24
おはようございます。(^_^)

コメントありがとうございます。
見えなくなるのは残念ですけど、其なりに作り込めば、後で何故か引き立つようで。

金属パーツへの置換えは、見栄え以外に強度アップのメリットもあります。
これなら、フューエルチューブの取回し中に折れることもないですから。

スバルのボクサーエンジンは、僕もお気にいりですね。
今後、他のメーカーが採用することはまず無いでしょうから、貴重ですよね。(o^・^o)

2018年6月30日 9:42
>> スバルと言いながら、実際はボクサーエンジンではなかったようですが…

12気筒でボクサーだったら、クランクシャフトが長〜くなりそうで無理だったのかもしれませんね(ワカランケド
コメントへの返答
2018年6月30日 10:05
おはようございます、はじめまして。(^_^)

コメントありがとうございます。
仰有る通り、ボクサーの場合は2本のクランクピンの間にクランクウェブがありますので、此の分エンジンは長くなると思いますね。

スバルの水平対向12気筒エンジンは、イタリアのモトーリモデルニが設計して、実際にスバルは開発には殆どタッチしていなかったようですから。

余談ですが、昔ポルシェもスポーツカーレース用に水平対向12気筒エンジンを投入してましたが、ボクサーではなく、180度V12気筒エンジンだったようです。


2018年6月30日 10:12
トヨタもボクサーエンジンは作りたかったようですが、
とてもじゃーないけれど作れなくって、
スバルのエンジンが欲しくて欲しくて仕方がなかったと
聞いています(^-^;

見えない部分に手を入れてこそ、
魂が入りますよねっ(^^)v

次回を楽しみにしています(^O^)/
コメントへの返答
2018年6月30日 14:37
こんにちは。(^_^)

コメントありがとうございます。
それで86とBRZが誕生したわけですから、ボクサーエンジンは作り続けてほしいですよね。

神は細部に宿るとも言いますから、見えないところもそこそこ手を入れて行きたいですね。
次の作品もある程度決めてますけど、先ずは頑張ってフェラーリを完成させますね。(o^・^o)
2018年6月30日 18:00
まいどです~😄✋

今回も、素晴らしいショット、ありがとうございます👍😉

最後の📷とかは、待ち受けにしたいくらいです⤴😍✨
コメントへの返答
2018年6月30日 22:24
こんばんは。(^_^)

コメントありがとうございます。
毎度御約束の写真ですけど、これからも宜しくお願いしますね。

どうぞ待受画面に使ってくださいね。(o^・^o)
2018年7月1日 8:46
おはようございます。
水平対向だったらボクサーってイメージが先行していたんでしょうね、当時の自動車評論家の皆様もそう思っていたのかもしれませんね。

そろそろ完成ですね、楽しみです!
コメントへの返答
2018年7月1日 12:33
こんにちは。(^_^)

コメントありがとうございます。
僕も知ったのは近年ですけど、スバルの水平対向12気筒が出たときはボクサーと言ったたと思います。

大分形になりましたけど、これからエキパイの取り合わせや、複雑なリアウイングの組立てで手間取りそうですけど、完成目指して頑張ります。(o^・^o)

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