この記事は、
あえて今、この話について書いています。
80年代設計の輸入車に比べれば、右ハンドル車は随分進化しました。
当時の右仕様は、ホイールアーチを避けてアクセルペダルを配置するもんだから、
ブレーキが左に寄って、その影響でステアリングコラムが正中から左にずれる。
だからハンドルが体の中心から少し左寄りになってしまう。
ブレーキもマスターバックを左に配置したままで設計しているので、
ブレーキラインが長ーくなってしまったせいで、踏んだ感覚がずれる。
BMWなどはATセレクタレバーすら左仕様のままでしたからね。
そのせいかは判りませんが、一時期のBMWはシリーズ毎の最大排気量車以外は
全部右ハンドル仕様というラインナップで、随分不評を買いました。
やはり左ハンドルが良い、という人が多かったのが印象的です。
5シリーズ位大きくなると、右でもあんまり違和感はありませんが、
3シリーズ位になると、設計のひずみが出やすいようです。
BXも16TZiが右ハンドルでしたが、やはりしっくりとは来なかったことを覚えています。
左ハンドルのBX16Vのペダル配置などは自然なので体が捩れません。
母のミニやC3、妹の206等に乗ってみると、ちゃんと右用になっている所も多く、
随分と右ハンドル車も良くなったなぁ、と思いました。
私は、自分しか乗らない車は左ハンドルですが、皆が乗る車は右ハンドルにしております。
そういう使い分けが出来るのも、有り難い事です。
C5の右ハンドル仕様が生産中止になるようです。
PSAも業績が厳しいので日英圏はリストラも止むないのでしょう。
左ハンドルに厳しいシンガポールみたいな国からしたら
左ハンドルでも輸入が継続されるというのは、それは幸せな事です。
出来れば右ハンドルの方が色々都合はいいのですが。
左右どちらでもいいから、多様な車種が溢れる国であってほしいと思います。
追補:BMWでもE34/E36、シフトレバーはE30でのお話です。
Posted at 2013/05/12 03:14:32 | |
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