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箱にはＲＡＦと書いてありますが、
別にイギリス空軍の車ではありません。
РАФ ２２０３１ Латвия。
Рижская　リジェスカヤ
автобусная　アフトブスカヤ
фабрика　ファブリカ
リガ・バス工場製のラトビアです。
ソ連でミニバンを受け持っていたのですが、
巡回バスや救急車、郵便車、軍/警察など、
専ら公官庁に使われていたようです。
２２０３は２代目ラトビアとして設計され、１９７６年から９７年まで生産されました。
直４OHV・２．５㍑、９８馬力ガソリンエンジン、後輪駆動。
ゴルバチョフ氏が回想するように、ディーゼルにしていたら、
どれだけソ連の燃料消費が減って効率的になってたでしょう。

後ろドアまで開くのは良いですが、
前を開けないと後ろが開かない。
まぁロシアらしいっちゃらしい…
１．２-１．７のガソリンエンジンの他、
ВАЗ２１０７９というモデルは
ВАЗ４１５ロータリーエンジン搭載。
懲りないっつーか無駄な技術力っつーか。
ＦＲセダンのロータリーって魅力的。
２ローターで１４０馬力ですから、
カタログ上は結構な高性能ですが
１４３０キロもあるので、最高速は１８０㌔/ｈになってます。
タイヤが１７５／７０Ｒ１３ですから、無茶するなよなぁ。
ロータリーエンジンモデルは１９８２年から１９９５年まで
１３年間も生産されていたようです。

海外での名前がラーダ・リーヴァ。
今の親会社はアフトワズですが、
国内がジグリー、海外がラーダと
ブランドを分けているようです。
エジプトのアマル貿易とアフトワズは
北アフリカでラーダ・リーヴァ組立ての
合弁事業を立ち上げます。
両社とも現地工場を持っていなかったので、
空いていたスズキのカイロ工場を使って、
最終組立てをする事になったようです。
今はラーダ２１１０を作ってますが、漸く自前で工場を建てるようです。
この２１１０にオペルのエンジンが載っていることから察するに、
ＧＭ繋がりでスズキの工場を使う事になったんじゃないでしょうかね。

モスコビチは有名(？)ですが、
こちらは露大衆車の双璧、
ラーダのジグリー(ЖИГУЛИ)。
まぁ只のフィアット１２４です。
ライセンス生産だったんですが、
２０１０年迄延々３０年も作り続け
３００万台近くが世に出されたので、
今でもロシアや東欧の街角映像で
見る事が出来ます。
エジプトでも走っている様ですが、
なんとスズキのエジプト工場で、最終組立をやってた事もあるそうです。

ルーテシアＶ６フェイズ２の友達が、
自分と同じ車のミニカーを探してたんですが、
赤いのを見つけてきて、青く塗れと。
純正は赤より青の方が多かったので、
絶対青のモデルがあると思い、
根気良く探して居たら、案の定発見。
見つけたのはイギリスでしたが、
送ってきたのは香港から。
しかもティッシュで包んで来やがるので、
ドアミラーが折れ、ワイパーがない。
(写真はワイパーがない状態です。)
仕方ないので赤から部品取って、ドアミラーは修理しました。
今日渡してきたら大喜びしてました。良かったよかった。