
モスクビッチ412です。
ソ連の誇るカローラです。
大衆向けの所為か、
ドアもトランクも開きません。
開くはずのボンネットは、
建付けが悪く動きません。
プロレタリアート差別だ!
立て!万国の労働者!
モスコビチはソビエト労働階級者向けの小型乗用車として
MZMAとAZLKの工場で生産されました。
MZMAはロシア語でМЗМАと書きます。
Московский Завод
Малолитражных Автомобилей
モスコウスキ ザヴォド モロリトラジェネフ アフトモビレン
(モスクワ小型自動車工場)の略で、
AZLKはАЗЛКと言い
Автомобильный Завод имени
Ленинского Комсомола
アフトモビーレン ザヴォド イメニ レニンスコロ コムソモーリャ
(レーニン共産主義青年団自動車工場)の略。
実にソビエト色豊かな希望に溢れる名前の工場ですね。
412はモスコビッチの代名詞ですが、実は3代目です。
初代は1920年代にオペルの工場丸写しで作ったようです。
三代目の特徴は兎に角壊れて部品交換が多かった事だそうです。
それでもソ連国内と東欧では市民の貴重な自動車でした。
UZAM412と言う直4の1500ccエンジンを搭載してます。
UZAMはУЗАМと言い
Уфимский завод автомобильных Моторов
ウフィムスキ ザヴォド アウトモビーレン モトロフ(ウファ自動車エンジン工場)。
412エンジンを800万基製造したそうです。
このエンジンは6代目モスコビッチまで使われると言う、
そんなエンジンで大丈夫か?大丈夫だ問題ないので
更新しようなんて思わない程頑丈だったのでしょう。
ボディタイプはセダンの他、ワゴン、2ドアトラックの派生型があります。
なんとなくブルーバード/ローレルに似てるのは色のせいですかね。
Posted at 2011/05/28 21:39:46 | |
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ミニカー | 日記