
つまんないタイトルで申し訳ありませんでした(汗)
今回はオイルについて考えてみました。
まぁそこで切っても切り離せないのが、
API規格や
SAE規格ですね(^-^)
ちなみに超長くなっちゃったから、暇な人だけ読んでねw
じゃあまずは
エンジンオイルから…
エンジンオイルなら、SL、SM、最近はSNなんてものも出てきてますし、意味不明な数字も前は10w-30とかが普通でしたが、今は0w-10なんてものもありますね。
なかなか見る事はないでしょうが、0w-5とか10w-60とかも中にはあります。
あとはGF-4とかGF-5とかの数字ですかね。
それぞれの数字は世界共通の規格になってます。(厳密にはそうとは言い切れませんが…)
ちなみに
API規格はオイルの品質に関わるもので最新は
SN規格になってます。
ちなみにSL規格以降はエンジンオイルの能力より、環境性能の向上が大きく進んでいます。
そしてGF-○は
ILSAC規格という省燃費規格で、最新はGF-5です。こっちはAPI規格より更に厳しい基準が授けられてます。
で、
SAE規格(アメリカ自動車技術協会規格)とは粘度に関するものです。
最近のトレンドはフリクションロスを求めて粘度の柔らかいエンジンオイルが主流になっていますが、エンジンごとに最適な粘度が違うので自分のクルマの粘度は把握しておきましょう。
○○w-●●の場合、最初の○○wは低温粘度を、後ろの●●は動粘度(だいたい100℃の時の粘度)を表しています。
まぁ、エンジンオイルは粘度さえ合ってれば最新のモノを入れても問題無いでしょう。
ただし、化学合成油にはPAO(ポリアルファオレフィン)やエステルなどエンジンオイルの寿命が延びるような品質改善が図られていますが、これらはオイルシールの攻撃性(オイルシールの浸透性、特にPAOは収縮性があります)もあることから、旧車や古めの欧州車には無暗に入れない方が良いともされています。
そしてエンジンオイル以上に、
ブレーキフルードや
ギヤオイルには気を使う必要があるワケです。
次に
ブレーキフルードですが、アメリカ連邦自動車安全基準(FMVSS)の
DOT規格で決められています。
店頭で見かけるのはDOT3~DOT5でしょう。(DOT5.1やDOT4+とかもありますが…)
ちなみにDOT3-JIS3種-BF-3は同じものと考えて差し支えありません。
これらは吸水性や粘度、pH値と色々細かな条件がありますが、基本的には
沸点温度の違いです。ちなみに、
DOT3…ドライ沸点205℃以上、ウエット沸点140℃以上
DOT4…ドライ沸点230℃以上、ウエット沸点155℃以上
DOT5…ドライ沸点260℃以上、ウエット沸点180℃以上
となっています。
数字が高くなるにつれて吸水性が上がり、フルードの寿命が短くなっているので、性能が良いからと言ってむやみにDOT5を入れるのは止めましょう。
あと、クルマによってブレーキの熱の持ち方が違うので、DOT4指定に知らずにしてDOT3を入れると危ないです。
第一、DOT5はレースに出る人ぐらいしか使わないような商品です。(純正指定になっている車種もあります)
で、最後に
ギヤオイルですが、案外知られていませんがこちらも
API規格と
SAE規格が存在します。
目立つ所に
粘度(SAE規格)が書いてあるので、そちらばかしに目が行きがちです。
上の画像も
75w-85と書いてありますね。
ですが、裏の方に小さく
API規格も書かれています。
API規格だと、GL-3からGL-5が一般的に売られていますが、これらはそれぞれ
耐摩耗性添加剤の含有量が変わってきます。
GL-3ですと2.7%ですが、GL-5だと6.5%と変わってきます。
GL-5となると、機械式LSD付きの車両などの高負荷な条件の車両に推奨されますが、この添加剤の攻撃性の問題もあり、一般的な自動車用のギヤオイルにはGL-3かGL-4が主流です。
もしこのブログを見て、自分の愛車のオイルについて今一度見直してはいかがでしょうか?
多分、ここを見る人は少なからずクルマを大切にしたいと思っている人達だけでしょうからねw
ちなみにCitroenSAXO VTSは以下の油脂類が推奨されています。
エンジンオイル…SJ 10w-40
ブレーキフルード…DOT4
ギヤオイル…GL-5 75w-80
Posted at 2011/07/29 22:41:57 | |
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