10年に一度ほど、古手ルノー系サーキット派の間でリミテッドスリップデフの話題が盛り上がります。
激しく省略しますが結論は同じで、筑波でコンマ5秒上げるのにウンジュウ~三桁万円のコストをかけるなら箱替えする方が手っ取り早いですよということになります。
オーナーが代替わりするので2026年頃にも同じ話題が盛り上がるでしょう(笑)
関連して焼嵌めという機械組み立て手法の話が出てきます。
焼嵌めで私が思い出すのは20年以上前にやっていたラジコンのエンジンバギーです。
レース用のNOVAROSSIという高価なエンジンを通算2基使いました。
ラジコンカーのレース用エンジンは単気筒の2ストなので中身は単純です。
キャブレターとプラグ付きヘッドカバーとシリンダースリーブとクランクエンドプレートを外すとクランクケースの中には2個のベアリングで支持されたクランクとコンロッドとピストンだけです。
レース用エンジンは概ね2万rpmぐらいまで回るので、クランクはボールベアリング支持です。
この2個のベアリングが、簡易的な焼嵌めでクランクケースに固定されています。
ケースの内径とベアリングの外形がピッタリなので、常温では脱着できません。
この、ベアリング交換も自分でやってみました。
まず、新しいベアリングは冷蔵庫で一晩冷やしておきます。
分解したエンジンのクランクケースをプライヤー等ではさみ、台所のガスの直火でしばらく加熱します。
熱くなったケースを振ると、熱膨張したケースから旧のベアリングがコロっと落ちます。
触ると火傷するので注意が必要です(笑)
新しいベアリングを冷蔵庫から出しておき、再度ケースを加熱します。
ベアリングは温度を下げたまま保持し、熱くなったケースの内部に落とし込みます。
これで2個のベアリングを交換します。
まっすぐに定位置に収めるにはちょっと技術を要しますが、私は上手くできました。
エンジンラジコンのレースユーザーレベルになると、時々オヤジが台所をしばらく占拠し、家庭内の平和を乱すわけです(笑)
ただしオール電化の家だとできませんね(爆笑)
エンジンカーは毎回サーキットのコンプレッサーでマシンを掃除して帰ってきても、家の中に泥とオイルを持ち込むのが必至です。
それがわかったので、私はエンジンラジコンから完全に手を引きました(笑)
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Posted at
2016/05/01 10:26:04