ネットを徘徊中、オレオレ詐欺の非常に興味深いブログを見つけたのでご存知の方もいると思いますが、ここで紹介します。
正月前に、紹介しようと思いましたが管理人に直接メッセで転載の可否を確認してましたが、返事が無く新しい記事に、拡散している事を知っていて且つ、拡散希望の旨を確認しましたので、本日紹介します。
以下リンク先~クリックで飛べます~
http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-32.html
リンク先で全文読めますが、ここにも一部転載します。
=転載開始=
さて、先日12月25日なんですが、うちの母が、
「オレオレ詐欺」の被害にあいました。
被害にあった本人の許可ももらったので、
被害状況を完全公開させていただきますが、
「200万円」きっちり持っていかれました。
本当は、こんなお恥ずかしい親族の話は、
そのまま闇に葬り去りたいところがあるんですが、
詐欺の全貌を聞いたところ、
「これは、できるだけ多くの人が知るべき情報じゃないか」
と、判断したこともあり、
思い切ってブログに書かせて頂くことにしました。
~中略~
ぜひ、ご一読していただければと思います。
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25日・午後3時。
実家に1本の電話が入る。
「あ、お母さん、俺だけど」
「どうしたの?」
「電車の中に鞄忘れちゃってさ」
「あら! それは大変!」
「だから今、取引先の携帯借りて電話しているんだよ」
※この時点で、自分の息子(私の兄)と疑う前に
「鞄を忘れた」というエピソードに意識が向いてしまう。
しかも、かかってきた電話が取引先からの電話で「非通知」という事情にも、納得してしまう。
「で、俺、今、携帯ないからさ。もし、忘れ物の連絡が家にかかってきたら、対応してくれない?」
「はいはい、わかりました」
※ここで電話は切れる。
そして、10分後、今度は東京駅の拾得物担当から母に電話が入る。
「えー、東京駅の拾得物担当のものですけども」
「はいはい」
「先ほど、鞄が東京駅で見つかりました」
「それは良かった!」
「で、一応、私の手元に免許証があります。まずは本人のものかどうか確認するために、名前と住所を確認させてください」
「わかりました」
「では、まず息子さんのお名前は?」
「竹内●●です」(兄の名前)
「住所は?」
「●●●です」
「一応、名刺もありますので、会社名も聞かせてください」
「はい。●●会社に勤めています」
「わかりました。これは確かにあなたの息子さんのものですね。
では、本人と連絡が取れましたら、東京駅の拾得物の引き取り所まで取りに来るよう伝えてください」
※この時点で、すべて兄の情報を詐欺の相手に母親が伝えることになる。
そして、さらに10分後。
再び兄の名前を語る者から連絡が入る。
「もしもし、駅から連絡あった?」
「あったあった。今、あったよ。東京駅から」
「おー、良かった! 助かったよ。ありがとう! 今から取りに行くよ」
※また、電話が切れる。
そして、さらに10分後。
再びニセ兄から電話が実家に入る。
「お母さん……やばいことになったよ」
「どうしたの?」
「鞄の中を確認したらさ、取引先に渡す予定だった小切手だけが抜き取られているんだよ」
「ええぇ!」
「まずいなぁ……今月中に振り込まなきゃいけないお金なんだよ」
「あらぁら!」
「俺のお金を引き出したいんだけど、ほら、さっき鞄を電車の中に忘れた時に、財布も入っていたから、
銀行の口座、全部ストップしちゃったからお金引き出せないんだよ」
「それは困ったわね」
「これがバレたら、俺、会社でちょっとヤバい立場になるんだよ」
「わ、わ、どうしましょう」
「母さん、本当に申し訳ないんだけど……1日だけお金貸してくれるかな?」
「ええ、少しだけならいいわよ」
「少しだけって、どのくらい?」
「どのくらいって、急に言われても……」
「100万円とか、200万円とか、無理?」
「んー、そのくらならなんとか」
「分かった。じゃあ相談してみるから、ちょっと待ってて」
※一度電話が切れて、5分後再びかかってくる。
「母さん、本当にごめん! じゃあ、200万円頼むよ。明日、銀行の口座が動かせるようになったら、すぐ返すからさ」
「わかったわ」
「じゃあ、すぐに取りに行くからさ。用意しておいて」
※そして、また10分後、電話が再びかかってくる。
「ごめん! 急に会議が入って抜け出せなくなった。会社の後輩が取りに行くから、そいつに渡してくれる?」
「わかったわ」
「ただ、小切手をなくしたことは会社で内緒だからさ。後輩は『書類をください』っていうから、そいつに『書類です』といって、封筒にお金を入れて渡してくれよ」
「うん、わかった」
※そして、待ち合わせの近所のスーパーに行くと、サラリーマン風の20代の男が待っている。
「後輩の●●です。はじめまして。書類を受け取りにきました」
「はい、これ」
「確かに受け取りました。では」
※そして、男はテクテクと歩いて駅に向かって消えていった……。
と、こんな感じで、200万円が「あっ」という間に持っていかれました。
その後、兄から連絡がないことがおかしいと思った母は、
兄の携帯に「お金は受け取りましたか?」というメールを入れると、
兄が「なんのこと?」ということで事件が発覚。
その後、警察に届けを出して、
竹内家の実家は葬式のように暗い年末を迎えるようになりました……。
=転載終了=
実話かどうかは、確認できませんが、実話なら凄く巧妙な手口だと思います。
正直、我が家の両親もこの話を聞いて騙される可能性大だと言ってました。
こういう手口がある事を、知っているのと知らないのでは被害にあう確率もかなり変わってくると思います。
くだらない詐欺を無くし被害者を無くす為に、皆さんもご家族、友人、職場仲間に広めてあげて下さい。
Posted at 2013/01/22 10:26:42 | |
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