長文になりますが、最後まで読んでくれたらうれしいです。今日の夕方のニュースで「盗難車解体ヤード実態に迫る」と題して、ヤードと呼ばれる謎の自動車解体工場のことをやってました。最近、特定の車種ばかり狙う盗難事件で部品単位で解体され、海外に転売されその捜査の段階でヤードの実態があきらかにされました。番組の中ではあるクルマを盗難された男性の話ですが、夜7時に会社にクルマ(ハイエース)を置いて帰宅。朝出社すると、クルマがないのに気付いたそうです。この男性は、過去に2度クルマを盗難され、GPS付防犯システムを装着したそうで、盗まれた車は兵庫県内にあると判明。すぐその場所に駆けつけると全部、内装からクルマパーツから何から何までない状態で、とても運転できる状態ではなかったそうです。防犯システムを付けても盗まれるし、泣き寝入りで自己防衛しかないと男性が語ってました。盗まれたクルマが見つかった場所ですが、一見普通の自動車解体所のような場所。実はそこは盗難車を解体し、海外の闇市場に転売するヤードと呼ばれる犯罪の巣窟でした。全国各地にあるヤードは主に外国人が経営、不法滞在者の潜伏先となっているとみられます。警察が捜査に入ると中にはバラバラになったクルマのパーツや中古バイクが所狭しと置かれていました。容疑者の外人はクルマやバイクを部品ごとに解体し、海外へ出荷するつもりだったとみられます。新潟の港で船積みされようとした盗難車の大型ダンプが海外に持ち出される直前に警察に発見されたのですが、盗難車と分からないように工作され、フロントのメッキ部分がクリーム色に塗装されて全く別の姿になってました。ダンプ1台盗まれると1000万円以上のクルマなので、中小企業であると倒産することも現にあるようです。全国でクルマの盗難件数は年々減ってますが、ハイエースだけは年々増えているそうです。ある会社駐車場の防犯カメラの映像が流れてましたが、駐車場の門を黒いセダンで突入して破壊しすぐその場を離れますが、7分後に盗難されたと見られるハイエースがカメラの前を横切りました。その後、先ほどの黒いセダンと合流して2台が逃走して行く姿がカメラの映像に映ってました。アフリカ方面に盗まれていくのはハイエースで、ハイエースのようなクルマは頑丈で荷物が多く積める為、西アフリカの国々で爆発的な人気らしく、窃盗団のターゲットになっているらしいです。兵庫県内にはおよそ80のヤードがあるとみられ、兵庫県警では全国初「ヤード対策本部」を設置したそうです。あるヤード(ナイジェリア人経営)に警察の捜査のメスが入り、盗難車と分かってハイエースを買い取った疑いがかかっております。ヤードには、置いてあるクルマは全てナンバーを外されておりました。そこには、ハイエースがあったものの車体番号が外されて部品もバラバラなので盗難車の特定が難しいとのことです。ヤード経営のナイジェリア人(45)の自宅マンションにも強制捜査に入り「盗品輸出のブラックビジネスにかかわっている」と組織的に盗難車を購入したことを認めたのですが、ナイジェリア人の体格のいい容疑者の黒人は悪びれた様子もなく、手錠をかけられても堂々としてました。この容疑者とかかわりのある別のヤードにも捜査が入ったのですが、そこには証拠隠滅の為か焼き捨てられたナンバー&まさに今解体中の新車のようなハイエースがあり無残にもカーナビがむき出しになり、そばにライト、ホイルカバー、シートとパーツごとに並べられてました。車体には元のナンバーの上に別のナンバーを被せていました。元のナンバーから動かぬ証拠を見つけたのはいいが、クルマを元の状態に戻すのは難しいといいます。持ち主が今年購入したクルマらしいのですが、警察でバラバラになったクルマを見て愕然としたそうです。盗まれた翌日に地球の裏側に輸出されるそうで警察庁では先月「犯罪のグローバル化対策室」を設置し集中的な取締りを行うそうです。イモビライザーを付けた最近のベンツも、窃盗団が数日かけて目星を付けたクルマを調査し盗み出すらしいですから(車庫に入れてても)一人一人が盗難にあわないように心がけてもキリがないようにおもうのですが、どうしたらいいものでしょうか?
Posted at 2010/05/12 21:23:08 | |
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