
この写真のクルマって当時、刑事ドラマである俳優さんが乗っておりましたが、旧車でも特に希少だとおもいます。色も全く同じですし。●この写真のクルマは1974年4月~1975年11月まで生産されておりましたTE47トレノ(兄弟車のレビンは“TE37”といい、歴代レビン&トレノで唯一、ボディ形状が異なる。レビン&トレノでは2代目)といいます。なぜ1年7カ月と短命で終わったかというと、1975年11月に昭和50年排ガス規制をクリアせず生産中止となったからです。当時は自動車の排ガスによる公害が深刻で、ケンメリと呼ばれたスカイラインGT-Rもこれにクリア出来ず、197台(実際には200台生産された??と言われており、そのうち3台は日産が所有してたらしいですが、うち1台を日産がテスト時に壊した??という噂です)という短命で生産中止となりました。当時のケンメリ(GT-R以外)のCMも、昭和○○年排ガス規制に適合しクリアしたというようなことを言ってました。この世代のクルマによくリアガラスに大きなシールで“昭和○○年排ガス規制適合車”と貼ってあるクルマをよく見かけました。TE47トレノ(TE37レビン)は販売台数が少ないうえに人気が低く、いわゆる旧車としてレストアされる例はごく稀で、部品にしてもこの型(TE47)の前のTE27型の方が部品がまだ手に入りやすいようです。1975年11月の生産中止後、1年2カ月後の1977年1月にマイナーチェンジ(トレノ=TE61、レビン=TE51)をして復活するも、昭和53年(1978年)の排ガス規制をクリアの為、2度目のマイナーチェンジ(トレノ=TE65、レビン=TE55)をしましたが、昭和54年にモデルチェンジ(TE71型)しております。1977年以降のマイナーチェンジはEFI(直噴射、、、)でクリアしてきました。当時のトヨタ車にはサイドに”EFI 24VALVE(12VALVE)”とシールが貼ってました。このTE47(TE37)型はマイナーのたびに型式名が変わったり、レビン&トレノでボディ形状や型式名が変わったりして生産台数が少ないうえ、希少なモデルです。※1977年以降のマイナー後は、トレノ&レビン共フロントグリルが大きくなって格好悪くなったようにおもいます。
Posted at 2010/07/20 23:14:33 | |
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