メーカーのお着せの音に飽き足らなくなり、ついに・・・・
コダワリのウーファ部はペーパーコーンです。
ん?何か、ヘンですねぇ。
ええ、音は鳴りません(爆)。
ジツは紙製のハリボテ、ペーパークラフトです。
しかし、こんなキット(型紙)は世の中には存在しません、、、、
この素材からフルスクラッチで起こした力作なのですw。
厚さが0.65ミリもある結構頑丈な紙です。
コダワリのペーパーコーン部分、そしてシルクドームツイーター部分はフレームとは素材を替えて画用紙(フツーのやつ)を採用w。
先週の日曜と本日、コツコツ制作し、のべ16時間掛かりました( ̄▽ ̄;)バカカナー。
なんでまたこんなモノをワザワザ??? というギモンを当然お持ちでしょう。
以下、長文につきご注意くださいw。
第一の理由は、
最近注目の新進メーカーのスピーカーをいち早くゲットした彼、ソレが悔しくてたまらなく、『こーなったら、魂の部分で勝つのダ』と息巻いて・・・・・ウソですwww
以前から何度か、変態音響計測ごっこネタでも記載しまたが、ウチのクルマ、特に韓流ガールズグループにとって非常に重要な帯域である400~500Hzが極端にディップします。
一般的には、カーオーディオの場合、このあたりがディップするのはよくあるらしいですが、ウチのはかなり極端です。
グライコをフラットにした状態で、上の画像が運転席ドアのミッドバスの真ん前で計測したサイン波のスイープ音、下が運転席に座った状態での右耳の位置で計測したものです。
真ん前ではどの帯域もキレイに音が出ているにも関わらず、耳の位置だと、500Hzの音がほとんど耳に届いていないことが分かります(画像はちょうど500Hzのところ)。
もちろん聴感上でもハッキリそれがワカります。
これを解決するために、以前はグライコで400、500Hzをかなりブースト、最近は逆に他の帯域を下げる方向に調整してなんとか音量バランスを揃え、まあソコソコ満足な状態にはなっているものの、そもそも、連続した帯域のグライコを同じレベルで上げる(もしくは下げる)としたところで、調整できない『行間』の周波数は同じレベルで音量が変わるワケでなもく、結果『波々』になってしまっていると想像できます。
これではイケません。スンヨンのボーカルに僅かにカゲを落としてしまいますw。
しかしながら、この問題は『スピーカーから音が出てしまった後』のハナシで、スピーカー、DSP、アンプなど機器類を交換したところで、ほとんど解消しないと考えられます。
これを根本解消する方法、
1.音響特性の良いクルマに買い換える(爆)
これは、本末転倒なので・・・
2.アウターバッフル化、それに伴って微妙にミッドバスの取り付け位置変更や取り付けをスラントさせる。
これによって、車室内の音の反射特性を大きく変えることが可能と思われます。
400、500Hzのディップは、一説によるとスピーカー背面側の定在波の影響とも言われますが、ウチのは真ん前ではちゃんと音が出てるので、あまり関係なさそうです。
しかし、この方法の最大の問題は、ショップにお願いしなければとても自力ではムリということ。
例え、シロート施工にチャレンジしても、ドア内装を切り刻んでしまうと、失敗時にダメージがデカすぎるw
そして、
3.そもそも、問題のある帯域をまったく違う場所から出す。
通常、フロント2Wayスピーカーのシステムでは、低くても2kHzあたりまでは、ドアのミッドバスの領域ですが、この辺りの音はかなり直進性が高く、結果、そのスピーカーのイチバンイイ音を直接音で聴くことは困難です。(分割共振も17cmクラスの大きさなら避けられない問題)
そこで3Way化という流れになるワケですが、Aピラー埋め込み、もしくはミラー裏インストールが可能な5~8cmクラスのミッドレンジでは、ほとんどの製品はウチので問題の帯域は再生できません。
(ツカ、そもそも3Wayのセットスピーカーは高い。バラでミッドが買えるシリーズはもっとワタクシにとって非現実的な価格www)
という悩みを長年抱えつつ、あれこれ情報を集めていると、カーオーディオマガジンでも著名なショップのサイトで、こんな情報を見つけまして、、、
フロント3Wayの極意
ここに、裏技的!低価格3WAYシステムの御紹介 として「●裏技その1、10cmの同軸スピーカーを使う方法。 」が紹介されていました。
小径コアキシャルを、ミッド+ツイーターで一括りにし、4チャンネルのままで3Way化。
しかも、同軸だからミッドとツイーターの角度は当然同じだし、TAもキホン別々に調整する必要は無い(厳密にはちょっとツイーターが出っ張ってるので、ユニットとの距離が近くなる運転席側は影響あるかもしれない)
コレだ、ワタクシにはコレしかない(`・ω・´)
て
な
ワ
ケ
で
・・・
ポチっちゃいましたぁw。
JLaudioのJL-C2-400xという、最廉価な価格帯の10cmコアキシャルです。
とある正規代理店での定価は26,000円もしますが、並行輸入品の実売価格は約半額、ワタクシは昨年サブウーファー用JLaudioモノアンプ購入で実績のあった沖縄のショップで購入し、1諭吉強でしたw。
このくらいの価格なら、失敗しても被害は最小限ですw。
しかも、この価格帯の小径コアキシャルは、本来軽自動車などにメインで使用するスピーカーなので、スペック上では、下は70Hz~となっており、うまくインストールできれば、400Hz以上からは余裕で鳴らせそうです。
さらに、位相特性が大きく変わると言われている315Hzあたり以上から使いモノになれば言うことなし。
し
か
し
デカい(爆)
あまりにも、デカ過ぎる=( ̄□ ̄;)⇒。
ベゼルを使用すると、もっと
・・・あぜん
奥行きもカナリのもので(汗)
サスガ一流メーカー、10cmクラスとはいえ、ドライバー部分もしっかりしていて、その分ずっしりと重く、約420gもあります。
また、1kHz辺り以上の帯域を鳴らすならあまり問題はないでしょうが、315Hz以上を鳴らそうと思ったら、バックチャンバーの容積もソレなりに確保せねばならないでしょう。
こんな巨大なのを、アナタ、一体どこにインストールするんですか?
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ワカリマセン/(=ω=。)\ ノウ
つか、決めてません。
そこでダ、この精巧なwレプリカの出番なワケです。
今後、取り付け位置を決めるイメージ作業が延々と続くことが想定されますがw、その際、イチイチ現物を取り出してクルマに持ち込んでいては、一度も鳴らさないウチに落っことしたりしたりして(何せ420gはカナリ重い)折角の新品をキズだらけにしてしまう可能性大です。
そのために、外寸や奥行き、出っ張り引っ張りが可能な限り実物に近い『身代わり』を制作し、ヒマさえあれば、これでアレコレ考えようという作戦です。
ついでに、バックチャンバー(エンクロージャ)も完全に自作しなければならないので、そのときも活躍してくれるハズ・・・
せっかくですから、製造工程の苦闘を少しご紹介しましょう(爆)
取り説に記載の外寸値も参考にしましたが、ほとんどは実物の実測です。
紙素材を買ったホムセンで、持って無かったコンパスを購入。
『 年 組 』の名札シール付き。 ザンネンながら大人用は売ってませんでした(爆)。
この円切りカッター、5年前にエクゼのフロアクロスバーの装着時に『魅せる』取り付けをしたくて、ラゲッジのパンチカーペットを円形に切り抜く為に買ったもの。
二度と使うことは無いと思ってましたが、こんなとこで役に立つとはww。
ワタクシが小学生の頃から全く同じパッケージデザインの『セメダインC』。ペーパークラフトには最適ですね。乾くと非常に軽くなるのが良い。ケント紙で作成する折り紙でなく切り貼りする紙ヒコーキ用に愛用してました(紙ヒコーキクラブ所属www)
パーツもそれぞれできあがり、、、
最初はざっくり外寸が合ってりゃいいやというつもりで始めましたが、やってるウチに元来の偏執狂が発病し、どんどんディテールにコダワリ始めてしまいました。
一旦組みしましたが、、、(先週の作業はココまで)
バッフル面のスピーカーエッジの内径が小さすぎて形状に違和感があったため、一度バラして内側を切り増ししましたが、悪ノリが高じて、
とうとう、塗装。
手元にあったクルマ用ラッカーなので、仕上がりはイマイチでしたが、写真だとカナリホンモノっぽくなりました。
ウーファーコーン部分は、プラサフの色www。
それ以外の部分は、マツダ用ブラックマイカで。
どうですか、この仕上がり具合www
並べないと、ニセモノとは分からない(ウソ)
実は、ツイーター用のコンデンサが格納されている端子が出ているハコはスッカリ忘れてて、後から慌てて作成しましたが、塗装まで含めてこのパーツだけで2時間も掛かりました。
・・・・・
さて、コノ先絶望的に高いハードルのDIYが待ち受けています(TmT)。
成功・失敗の判定さえ少なくとも半年先くらいのような気がしてます。
既設のツイーター辺りが理想的なのですが、こんなところに設置したら明らかに右前方の視界が遮られます。
シャケンNGかしら?www
既にココロが折れそうです。
でも、良しにつけ悪しきにつけ、今までと全く違う音になるハズです(ユニットが変わるんだからトーゼンですが)。。。
前人未踏の旅へいざ。
つ
づ
く
ようにがんばる所存です。