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ポルシェ・カレラ3.2の車検に行く前に自賠責の金額をサイトで調べた。
２４か月で12,890円と表示される。
そんなに安いはずは無い、と思いながらよく見ると、12,890円は沖縄本島の自賠責の金額と判った。
ほとんどの日本では「その他の地区」として27,840円である。
自賠責の金額は日本全国均一だと思っていたが地域差があるとは初めて知った。

どうして沖縄本島はこんなに安いのか。

復帰前の沖縄は自動車による死亡事故も少なく、保険料は比較的低額だったので、復帰と同時に保険料を本土水準に引き上げることは、沖縄県民に過当な負担を強いることになるとの理由で、沖縄だけは本土との較差が設けられ、優遇された保険料基準が設定されたのが、「沖縄料率」の誕生だと書いてあり、本土復帰から40年以上経過した今も、「沖縄料率」が存続している。

米軍基地では沖縄に大きな負担をさせているが、沖縄が優遇されていることもあるのかと初めて知った次第。

ついでに言えば、沖縄の離島、および沖縄以外の離島はさらに安く２４か月で8,810円である。

「離島の定義」は「橋又は隧道による本土あるいは沖縄本島との間の交通又は移動が不可能なもの」である。
橋またはトンネルで繋がっていなければ良いのだから小豆島でも佐渡でも隠岐の島でも離島の定義に該当する。

ということは、住民票をこれらの離島に移して印鑑証明を取って登録すれば、自賠責が２万円近く安くなるということである。

これには驚いた。