旧車王国のブログ一覧

走っていると二日に１回くらいはブレーキランプの断線した車両に遭遇する。

ブレーキランプ断線警告灯の無い車両が多いようだ。
断線しているかどうかを独りで確認するのは困難。
ブレーキライトだけでセンターランプが無いと、もう片方が切れるとブレーキランプが全く点灯しなくて危険。
そんな車に追突した場合、前の車のブレーキランプが断線していたことを証明するのは困難だから、そんな車に追突したら追突した方の責任にされてしまう。

おせっかいな性格なので、つい教えてやるようにしている。
今日もブレーキランプの断線した車両が前を走っていたので、信号で引っかかったときに横に並んで合図した。
女性のドライバーで、怪訝な表情というか、何となくテレた表情。
普通は怪訝な表情のまま窓ガラスを開けるが、今日のドライバー（女性）は何となくテレた表情なので、かえってこちらが焦る。（笑）
窓ガラスを開けてくれたので、『ブレーキランプが切れていますよ』と教えてやった。

だけど、あのテレたような表情は何だったのだろうか。
誘われていると勘違いしたのだろうか。
誘わなかったのは悪いことをしたのだろうかと反省（笑）

親友がベンツのジーゼルハイブリッドS300hを買おうと思うと相談してきた。

これはなかなか注目を浴びているモデルだと思う。ベンツの車だから多分しっかりと作られていて質感も良いだろう。
ただ、すでに親友は４マチックのベンツS550やボルボのオープンとセダンを所有しており、増車するなら、さらにベンツを買うより、違うメーカーの車に乗ってみるのも良いのではないかとアドバイスした。

こういう言い方はよくないが、ベンツは余りにどこにも溢れかえっていて面白みに欠ける。
しかもS300hはわずか2.2リッター直列4気筒のジーゼルとモーターの組み合わせ。
いくら燃費が良いと言ってもベンツS550のオーナーがこんな車に乗るのか。

1000万前後の予算で高級セダンを買うとしたら、候補となるのはBMW740i(8AT)、アウディA8 3.0TFSI クワトロ(8AT)、ジャガーXJ 3.0ラグジュアリー(8AT)などだが、ポルシェのパナメーラはドレッシーな雰囲気だし、ベンツのようにありふれていないのが個性的でよい。車を判っている人が乗っているという感じがするのでポルシェのパナメーラを推奨した。

皆さんはどんなセダンを推奨したら良いと思われるだろうか。

ハイブリッド自動車とは『動作原理の異なる複数の動力源を搭載した自動車』とされているが、本来は『複数の異なるエネルギーを用いて走る自動車』ではなかろうか。

『動作原理の異なる複数の動力源』というなら、同じ化石燃料を使うレシプロエンジンとタービンエンジンを搭載すればハイブリッドになる。
化石燃料と電気（遡ればその一部は化石燃料であるが）のように違うエネルギー源を組み合わせて使うものがハイブリッドと呼ばれるべきではないだろうか。

これまで、ハイブリッドと呼ばれる車は燃費の向上のために動作原理の異なる複数の動力源、つまりエンジンとモータを使ってきた。
ハイブリッド自動車（複合動力自動車）と言えばプリウスをイメージし、インサイトなどの登場で、パラレルハイブリッド、シリーズハイブリッドがあることを知ったが、その後いろいろな方式が現れ、簡単に理解するのが困難になってきた。

最近注目している日産のノートは、実態が『電気自動車にエンジン式発電機を搭載した車』である。
確かに広い意味ではハイブリッドだろうがエンジンのパワーを直接走行に使っていないし、走行性能の面から見ると完全に電気自動車だ。
『発電用エンジン搭載型電気自動車』ということになるだろう。

そういう意味で言うとプリウスは『エンジン間欠補助型電気自動車』、インサイトなどホンダ式のハイブリッドは、『電気モーター間欠補助型ガソリンエンジン車』ということになろうか。

ややこしいのはアコードだ。時速１００キロまではノートと同じ『発電用エンジン搭載型電気自動車』だが、時速１００キロを超えると単なる２０００ｃｃのガソリンエンジン車になる。

ＰＨＶ（プラグインハイブリッド）の中にはエネルギーを複数種類使うものがあり、これが本当のハイブリッドではないかと思う。

ハイブリッドの意味するところが広範囲だから細分して理解しなければならないようになっている。
勉強しなければならないのでなかなか惚けられない。（笑）

さくらもそろそろ満開を越えたが、読売ゴルフ場は多少標高が高いので、まだ満開。
明日の日曜日でもまだイケそうだ。
ここは人けも少ないし、妙に提灯がぶら下がったり幟などが立てられていない。
ガードレールなど余分なものも無い。
桜だけをバックにゆっくりと写真を撮影できる。

車重はわずか７７０キロしかないのに車検において５４％増しの２５２００円の重量税を徴収されて立腹して調べてみた。

自動車重量税法（昭和四十六年五月三十一日法律第八十九号）において
第二章　課税標準及び税率
（課税標準及び税率）
第七条 　自動車重量税の税率は、次に掲げる自動車の区分に応じ、次に掲げる金額とする。
乗用自動車　車両重量０．５トン又はその端数ごとに２５００円

この法律では登録年月の違い（つまり車齢）に関係がなく、当初は一律の税率であった。

ところが、その後、特例を決める租税特別措置法というのが作られ、平成22年と平成24年に税制改正がなされ第九十条で（自動車重量税率の特例） というのが決まり、登録年月の違いにより車両重量０．５トンあたりの税金が違ってきた。（実際には営業用と自家用の重量税の金額が違ったり複雑な税体系になっているのでここでは省略）

平成二十四年五月一日以後に登録された自動車は、当分の間、税率が車両重量０．５トン又はその端数ごとに５０００円（本則税率）（エコカー減免適用対象車はもっと減税されており、２５００円または、免税適用でゼロの車さえある）
初めての登録から起算して十八年を経過した自動車については、当分の間、車両重量０．５トン又はその端数ごとに１２６００円
十三年経過した自動車は車両重量０．５トンごとに１１４００円の税率だということが決まった。

自動車重量税法には車が古いかどうかについては全く規定が無いにもかかわらず、後になって別途立案された租税特別措置法という中に紛れ込ませて重量税を増税し、エコカー、つまり新しい車の重量税を減税する仕組みを組み入れたことが判明した。役人のやる巧妙な手段だ。
非常に巧妙なことに租税特別措置法の第九十条には環境に対する影響とか、古い車に対する重課という文言も無く、単に登録年月の違いにより車両重量あたりの重量税を決めてそれが適用されている。

租税特別措置法には『当分の間』という文言が入っており、あくまで暫定的なもののようだが、毎年のように改定されている。特別措置法には適用期限があるはずだが、重量税についての適用期限は判らなかった。

今回重量税について税務署や国税庁に問い合わせをしたが、ほとんどの係員は重量税の趣旨とか、課税根拠について知識がなく、調べてくれてようやく多少判ったが、エコカーを減税する代わりに環境に対する負担の大きい古い車からの買い替えを促進するための仕組みだ、とか、１８年を超えた車両は本来の規定通りの重量税を徴収しているが、１８年未満の車両は割り引いているということを言う無知な係員が居た。

租税特別措置法には重量税以外にいろいろな税金の特例がいっぱい記載されており、日常こんなに課税されているのかとあらためて認識した。。
税金の不明瞭な規定にあらためて驚いた。納得のいく税制と公正な適用をして欲しい。