いきなりですがノークラッチシフトって使えます?
こんなテクはクラッチが壊れたとき以外には使わないし、失敗するとミッション痛めるだけなので普通はしませんよね。
ただ、このノークラッチシフトを覚えるとシンクロを痛めづらいスムーズなシフト操作が可能となります。理由はクラッチが使えずシンクロにあまり頼れないため、ドライバー側で回転数を合わせるさせるテクニックを覚える必要があるからです。こちらで簡単にご紹介したいと思います。
今は走行中という想定です。これからシフトアップをするところです。まずはシフトレバーに手を添えてギアを抜く方向へ軽く力を掛けます。その状態でアクセルオフするとスコってギアが抜けます。あとは回転数が落ちてきて次のギアの回転数に合ったところでギアを入れます。ここで回転数が合っていないとギアが悲鳴を上げてしまいます。この回転数合わせが一番キモであり、一番難しいです。
このノークラッチシフトは実はシフト操作の際にギアを入れるときよりもギアを抜くときの方が大事なんですよ。抜き方がマズイとキレイに入りません。この原理でギアの抜き方をキメればクラッチを使う通常のシフト操作もバッチリです!
だから、ギアが入りにくいロードスターやプジョー106、冬場の冷えたミッションでもスコスコとギアチェンジしてましたし、だんだんギアが入りにくくなったなぁ…なんてことはなかったです。
逆に日頃から力づくで叩き込むような操作をしているとだんだんギアが入りづらくなる→さらに力まかせでのシフト操作→さらにギアが入りづらくなるという悪循環におちいってしまった残念なクルマを何台も見てきましたので、皆さんの大事な愛車にはそうなってほしくないので。
回転数合わせ、ギアの抜き方、入れ方など日常のさりげないクルマのいたわった丁寧な操作を心がけることがとても大事だと思います。
※ノークラッチシフトはリスクがありますので自己責任でお願いします。
Posted at 2011/10/11 02:25:35 | |
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