<海上自衛隊>新大型護衛艦に「長門」命名案 異論で断念
毎日新聞 7月27日(土)20時37分配信
◇旧海軍連合艦隊の戦艦 象徴的存在
命名・進水式を来月行う海上自衛隊史上最大の新型護衛艦に関し、旧海軍を象徴する戦艦「長門(ながと)」の名を
受け継がせる案が浮上していたことが分かった。護衛艦には旧海軍の艦艇名が付けられるケースが多いが「時代
錯誤では」と懸念する声もある。長門は真珠湾攻撃で重要な役割を果たした連合艦隊旗艦として著名で国内外で
波紋を呼ぶ可能性があることから防衛省内でも異論があり67年ぶりの「復活」は見送られた。【鈴木泰広】
新型艦は艦首から艦尾まで平らな甲板を持つ「空母型」のヘリコプター搭載護衛艦。既存のヘリ搭載護衛艦
「ひゅうが」より全長は51メートル長い248メートル、幅は5メートル長い38メートルで、基準排水量は1.4倍の
1万9500トン。全長は世界最大・最強と称された戦艦「大和」の263メートルに迫りヘリ9機を同時運用できる。
他艦への給油や医療の設備もあり離島奪還作戦などの中枢と目されるほか災害救援の拠点も担う。
海自の艦艇名は月や雨雪などの天象・気象や山岳河川地名などから命名しているがイージス艦「こんごう」の
ように旧海軍の艦艇名に使われたものも多い。既存のヘリ搭載型護衛艦「ひゅうが」と「いせ」は律令制に
基づく旧国名にちなんだ航空戦艦の名を継いでいる。今回も部隊のアンケート結果や語感などを踏まえて選んだ
案を防衛相が許可する形で命名するが大臣に提出する前の段階で「長門」が有力な数候補の中に残ったという。
長門は山口県西部の旧国名。連合艦隊旗艦を最も長く務め1941(昭和16)年の太平洋戦争開戦時は山本
五十六(いそろく)司令長官が乗艦して真珠湾攻撃を指揮した。翌年、大和に旗艦を譲ったが、大和や姉妹艦
「武蔵」の存在は極秘だったこともあり、国民にとって長門と陸奥が海軍のシンボル的存在だった。戦後も大和や
武蔵は「永久欠番的な存在」として、艦艇名に使われてこなかった。
海自は命名の選考過程を明らかにしていないが、関係者によると、艦の規模などを踏まえ、海自内には最近まで
長門を推す声も強かった。ただ、「長門」は、国内外から右傾化を警戒されている安倍晋三首相の地元でもある。
政府が同盟強化を図る米国に加え、中国などを無用に刺激するのは避けたいとの判断も働き、最終的に見送り
となった。別の旧国名になる見込み。
命名・進水式は8月6日に横浜市で行われる。防衛省海上幕僚監部広報室は、大潮で大安の日を選んだ結果
たまたま広島の「原爆の日」に当たったとしている。
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自国の軍艦の命名をするのに何故他国の顔色を伺うのかがわからない。
そんなことしてるから特亜に付け込まれる。
海自の護衛艦の名はこれまでも帝国海軍の軍艦の名を使っているんだから「何を今更」と感じる。
個人的には22DDHは"かが"と命名してほしかったけど、"いずも"も日本らしい艦名だと思う。
"ながと"は今後増備を検討しているイージス艦に付けてもらいたい。
Posted at 2013/07/28 10:04:55 | |
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